俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

柘榴

2015-09-25 | 俳句・秋・植物




朝日燦柘榴は色を増しにけり



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ザクロ科の落葉小高木。

西アジア原産。

秋、球形の果実を結び、赤く熟すと裂けて種子を現す。

甘酸っぱいルビーのような実は食べられる。







木々で少し暗くなった坂を上りきると柘榴が生っていた。

朝日を燦々と受けて、赤くなっていた。






川沿ひの道の曲がつて柘榴かな



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白萩

2015-09-24 | 俳句・秋・植物




白萩に鰐口の音及びけり



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マメ科の落葉低木。

朝鮮原産といわれる。

庭木として古くから植えられる。

九月頃、白色の蝶形花をつける。







誰かが寺の鰐口を鳴らした。

殊のほかよい音で、白萩の咲く辺りにも響き渡った。






人去つてより白萩の白かりし



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秋の川

2015-09-23 | 俳句・秋・地理




テントより人出て入りぬ秋の川



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川の水が澄んで流れるさまを本意とする。

川原に設えたテントから人が出てきて秋の川に入った。

釣でもしているのだろうか。

夏とは違い、ひやひやとして静けさがあった。






山見ゆる橋より覗き秋の川



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秋彼岸

2015-09-22 | 俳句・秋・時候




晴れ渡る寺への道や秋彼岸



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秋分の日を中日とする前後七日間をいう。

単に「彼岸」といえば春の彼岸をいい、秋の彼岸は「秋彼岸」「後

の彼岸」という。

このころから秋涼の気が定まる。

秋の日が燦々とさす快晴となった。

秋彼岸らしい天候となったので、墓参りに行ってきた。






木洩れ日のちらちらとして秋彼岸



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銀木犀

2015-09-21 | 俳句・秋・植物




銀木犀山門脇に香りけり



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モクセイ科の常緑小高木。

中国原産。

庭木として植えられる。

雌雄異株。







9~10月頃、葉腋に芳香のある白色の小花を多数つける。







ある寺の門をくぐると良い香りがしたので見ると、大木の銀木犀が

花をつけていた。






銀木犀英語の夫婦きてゐたり



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