俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

薄紅梅

2015-02-23 | 俳句・春・植物




墓原の奥の薄紅梅なりし



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



色の薄い紅梅をいう。

寺の墓地に入ると、その奥の方で薄紅梅がすでに満開となって

いた。

晴れていたらさぞかし綺麗だろうと思った。






をんな来て薄紅梅に佇みぬ



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冴返る

2015-02-22 | 俳句・春・時候




人影のなき境内や冴返る



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



春先に少し暖かくなりかけた頃、また寒さがぶり返すことをいう。

「寒戻る」ともいう。

禅寺の門をくぐって境内に入ったが、人影はなく、寒の戻りを感

じた。






冴返る墓原の猫すぐ逃げて






寒戻る地蔵に供花の新しく



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の日

2015-02-21 | 俳句・春・時候




春の日に曲がる木の影濃かりけり



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



うららかな明るい春の太陽、その日差し、また春の一日のことも

いう。

春の日差しを受けて、まだ咲いていない梅の木の曲がりくねった

影が、地に黒々とできていた。






誰(た)もをらぬ椅子テーブルへ春日かな






ほんたうにゆりのき高き春日かな



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ものの芽

2015-02-20 | 俳句・春・植物




ものの芽の固しひとりの散策に



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



早春に萌え出る植物の芽をいう。

草の芽、木の芽の両方に用いる。







散策をしていると白木蓮の芽がぞっくりと出ているのに出会った。

だが、まだ固そうな芽であった。






ものの芽やイヤホンに聴くピアノ曲



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白梅

2015-02-19 | 俳句・春・植物




白梅や誰もをらざる城跡に



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



城跡の一角が梅園となっていた。

咲き始めた白梅が青空のもとで美しく咲いていた。







誰もいなかったので、ひとりで白梅を堪能した。






探幽の白梅と見てゐたりけり



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする