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俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

竹の春

2008-08-16 | 俳句・秋・植物


都久夫須麻(つくぶすま)神社の裏や竹の春

竹の子を成長させるために葉を落とした親竹が秋になって生気を回復し、葉が青々となった状態を「竹の春」という。琵琶湖の竹生島に渡り、急な階段を上って宝厳寺の弁天堂や観音堂を巡った。観音堂から秀吉にゆかりのある舟廊下を渡ると国宝都久夫須麻神社に出た。檜皮葺きの古い社で風格があった。その裏山には竹生島の名の通り、青々とした竹がこんもりと茂っていた。

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鳥舞つてゐる青空や竹の春


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晒菜升麻(さらしなしょうま)

2008-08-15 | 俳句・秋・植物


ほどほどに曇り晒菜升麻かな

落葉樹林や草原などに自生するキンポウゲ科の多年草。晒菜は若葉をゆでて水でさらして食べるのでその名がついた。1,300m程度の山では登ると結構暑い。雲が出て日を遮ってくれると少しは涼しくなる。下りで、咲き始めたばかりの晒菜升麻をようやく見つけた。伊吹山に来た甲斐があった。

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晒菜升麻妻より後に下山しぬ


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秋薊(あきあざみ)

2008-08-14 | 俳句・秋・植物


秋薊眼下に薄き雲流れ

薊は春の季語だが、夏や秋にも咲く種類がある。秋に咲く薊を総称して秋薊といい、場所や種類により、「山薊」「大薊」「鬼薊」などと呼ぶこともある。山の絶壁の端まで来ると眼下に景色が開けていたが、薄い雲がいくつか浮かんで流れていた。近くに咲く紅紫色の薊が目に沁みた。

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鵯花

2008-08-13 | 俳句・秋・植物


頂上はすぐそこ鵯花辿(たど)り

山野に自生するキク科の多年草。藤袴によく似た花で間違えやすい。藤袴の葉は三裂するが、鵯花の方は楕円形をしている。鵯がよく鳴く頃に咲くのでこの名がある。頂上へ登る道に鵯花が群れて咲いていた。山はすでに秋の装いを始めていた。

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ひよどり花湖望む岩に立ち


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秋の蝶

2008-08-12 | 俳句・秋・動物


一本(ひともと)の花に執して秋の蝶

秋に見られる全ての蝶をさしていう。蜆蝶などのような地味な蝶が多いが、林間や山などでは様々な模様の蝶が見られる。伊吹山ではアサギマダラ(写真)が花に止まり、ぐるりと回りながら蜜を吸っていた。ほかにもアゲハの仲間の蝶が人をかすめて舞っていた。

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