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俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬の山

2019-11-25 | 俳句・冬・地理




戦国の城跡よりの冬の山




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冬山にも様々な景がある。







草木が枯れて蕭条とした「枯山」や雪の積もった「雪山」など。







また、激しい季節風の吹き下ろす山、うすうすとベールを

まとった穏やかな山などもある。







高知県の四万十市を訪れ、レンタサイクルで各地を回った。







戦国時代の中村城跡に建つ、城を模した四万十市立郷土

資料館の展望台からは四方の冬の山々が望まれた。

昔もこのように山々を眺めたのだろうと思った。




石見寺山


寺の名を持つ冬山や寺ありて




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蟬氷

2019-01-30 | 俳句・冬・地理




植物園日陰の池の蟬氷




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蝉の翅のように薄く張った氷をいう。







薄く透けて見え、厚みの差が模様に見え、蝉の翅に似ている

ことからつけられた名前。







植物園の山のように盛り上がった所の下に池があり、薄く凍

っていた。

蟬氷と言ってもよいかと思った。






蟬氷薄雲薄日とはなりぬ




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寒の水

2019-01-26 | 俳句・冬・地理




蹲踞に音立ててをり寒の水




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寒の内の清冽な水をいう。







寒の水は、秋の水の澄み方に対して研ぎ澄まされた色をして

いる。







川や湖沼も、大雨などによる増水がないため、澄んでいる。







酒造や化粧水の製造、紙漉きなどに寒の水は利用される。






茹で上げし蕎麦を洗つて寒の水




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冬の山

2018-12-26 | 俳句・冬・地理


旭岳


城跡に立ち雪嶺を望みけり




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一口に冬山と言っても様々な景がある。







草木が枯れた「枯山」。




大白森山



うすうすとベールを纏って青く見える山。

雪の降りしきる山、あるいは、雪の積もった山など。




小峰城跡三重櫓



白河駅の近くに小峰城跡がある。




茶臼岳



その三重櫓の横から那須連峰の雪嶺を望むことができる。

そこに立ってしばらく眺めていた。




猪苗代湖畔の山


日の差しぬ湖(うみ)の向かふの冬山に




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冬田

2018-12-23 | 俳句・冬・地理




この辺り芭蕉通りし冬田かな




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稲を刈り取ったあと、冬になって荒涼としている田をいう。







水を抜いて乾いた田の刈り跡に、晩秋に生えたひつじもすっ

かり枯れ果てて、蕭条たる景となっている。







いわゆる冬枯れの田である。




芭蕉句碑



白河の関跡の芭蕉句碑で、〈西か東か先早苗にも風の音 

芭蕉〉と書かれている。







白河の関跡を芭蕉と曾良が訪れている。

その関跡近くの田が、すっかり冬田となっていた。






雪の田や磐越西線車窓にて




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