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俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

鞦韆

2020-02-25 | 俳句・春・人事




鞦韆の人を見下ろす高さなり




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中国の春を招来する行事がもとになっている季語。







ぶらんこはふらここ、鞦韆、半仙戯ともいう。

冬から解放された子供たちがぶらんこを漕ぐ躍動感は、

春らしい。







少女がぶらんこを思い切り立漕ぎしていた。

その高さは人を見下ろすほどであった。






ふらここを漕ぎて鴉に鳴かれけり



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梅見

2020-02-18 | 俳句・春・人事




観梅の人らの間(あひ)に混じりけり




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梅の花を愛でることをいう。







ただし、古来より梅の花そのものよりも清楚な匂いが

注目されてきた。







人々は、早春に馥郁と香る梅を愛でに出かけたのである。







梅見をしている人々がいた。

その人たちに混じって同じように梅の花を楽しんだ。






青空を愛でつつ廻る梅見かな




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2020-02-12 | 俳句・春・人事




幼子の凧それなりに揚がりけり




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凧は中国から伝来したものと思われる。







江戸時代以降、凧揚は春の行事として盛んに行われる

ようになった。







昔は子供の遊びではなく、村落の競技であった。

今も糸を切り合う凧合戦は各地で行われている。







凧の種類は多く、絵凧、字凧、奴凧、うなり凧などがある。







風があると凧はよく揚がる。

幼子の糸を引く凧も、高さこそ低いがそれなりに揚がって

いた。






一休みする体(てい)なるや懸り凧




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石鹸玉(しゃぼんだま)

2019-05-04 | 俳句・春・人事




しやぼん玉木々の緑の前流れ




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石鹸の水溶液の泡の玉をいう。







細い管の一方に石鹸水をつけ、他の端から空気を吹き込ん

で膨らませて作る。







古くから子供の遊びであり、春らしい景物の一つである。

最近は、子供に限らず、若い女性達が石鹸玉を吹きながら

写真を撮る光景も見られる。







ネモフィラの丘の上から、石鹸玉を棒のような器具で投げ

ながら遊んでいる女性がいた。

木々の緑を背景に石鹸玉は流れて行った。






石鹸玉落ちさうにして地につかず




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黄金週間

2019-05-03 | 俳句・春・人事




黄金週間吾も原つぱの一人にて




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四月末から五月初旬にかけて国民の祝日が続く大型連休

期間をいう。







四月二十九日昭和の日、五月三日憲法記念日、五月四日

みどりの日、五月五日こどもの日と続き、大型連休となる。







今年は史上初めての十連休となった。







晩春から初夏にかけての最もレクリエーションに適した季節

なので、国内外へ旅行に出かける人も多い。







黄金週間はどこへ行っても人が多い。

公園の原っぱも例外でなく人で溢れていた。

だが、自分もその中の一人であった。






ゴールデンウィーク海苔巻き買つて昼餉とし




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