ビオラのつれづれ記

大好きなお花のこと、
日常のちょっとしたことなどを書き留めています。

鎌倉を歩くその1

2016-03-31 15:38:08 | おでかけ

風邪でダウンする一週間ほど前東京在住の友と鎌倉に一泊し早春の鎌倉を楽しみました

梅はもう終わって桜にはまだ早いこの時期、お花の楽しみは少なかったけれど

その分静かな雰囲気を味わえたかな、です

一日目はあいにくの雨で冬に逆戻りしたような寒さにふるえてしまいましたが

駅西口の寿福寺、英勝寺、海蔵寺などを廻りました

 

寿福寺は北条政子によって建てられた鎌倉五山に数えられる風格ある禅寺です

残念ながら普段は公開されておらず中門までしか入ることはできませんでしたが

裏山には実朝・政子のものと伝えられる墓もあるというので廻ってみました

石畳の参道  つめたい雨の中観光客は私たちのみの静寂

寺の裏にはたくさんの横穴式の墳墓がありその中の一つに政子の墓もありました

鎌倉時代に作られたこうしたお墓は「やぐら」と呼ばれているらしい

 

英勝寺は水戸徳川家に繋がる寺で代々水戸家の姫君が住職を務めたと言われ

現在でも鎌倉で唯一の尼寺です

四季折々の花が途切れることなく咲き、↓のような江戸時代初期の貴重な遺構が数多く残るお寺でした

境内は広く竹林も広がって天気が良ければと残念な思いが増しました

仏殿

 

祠堂

お寺の名前にもなっている英勝院の位牌を祀る建物で水戸光圀によって建立されたもの

鮮やかな色が目を引きました

鐘楼 

 黒い板で囲われた鐘楼は袴腰造りと呼ばれる珍しい様式だそうです

総門

またこの境内裏の崖にはちょうど人ひとりが通れるくらいの洞穴がありました

   反対側にある入口→ 

何だろうと覗いていたら近くにいたおじさんが「中を通れるよ」と声をかけて来たので

恐る恐る入ってみると中には石仏が安置されていて「三霊社権現」と呼ばれるものらしいですがその意味は分かりませんでした

 

海蔵寺

雨のなかをぶらぶら

春のカイドウ、秋のハギなど花の寺として有名な海蔵寺まで足を延ばしました

今はお花は何もないと期待しないで行ったのですがなんと本堂の前にピンクの花がきれいなのです

何だろうと近づいてみたらつつじでした~早い!ビックリポンポンでした

 靴を脱ぎ本堂横に廻ってみるとここにも「やぐら」がいくつも・・・

そして奥を覗くとよく手入れされた庭園がちらっと見えますがこちらは非公開だそうで残念

ここはまた洞窟の中に掘られた16個の穴からそれぞれから水がわき出ている「十六の井」というという井戸があるそうで

ちょっと興味があったけれど悪天候なのでパスでした。

雨は降り続き一向にやむ気配もないのでランチの後は小町通の入り口近くにある「吉兆庵美術館」に避難?

 ここは鎌倉にゆかりの北大路魯山人の作品が常設展示されているのですが

今回は「大和撫子のおしゃれ展」という企画展が催されていて江戸から近代の女性たちが愛用した櫛やかんざし

江戸小紋の型紙、当時の女性を描いた美人画など興味深いものも見ることが出来ました~

運よく私たちの貸切状態で豪華なソファでのんびり休憩もできたりと良い雨宿りができました

        

その後は早々に由比ヶ浜にあるホテルへ入り、美味しい食事に大満足して一日目終了

 

                    

 

コメント (12)
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