ビオラのつれづれ記

大好きなお花のこと、
日常のちょっとしたことなどを書き留めています。

東洋のモナリザ&カンボジア見聞あれこれ

2013-02-04 21:52:17 | おでかけ

バンテアイ・スレイ

「女の館」という意味で美しい女神像がたくさんあることからそう呼ばれている古い寺院です


レリーフはどれも掘りが深く緻密で赤味を帯びた砂岩で作られているので

今まで見てきた遺跡とはちょっと感じが違います

 

 

中でもここを有名にしているのが「東洋のモナリザ」と呼ばれる美しいテヴァダー達 

その中の一つはフランス人マルローがその美しさに魅せられて自国に持ち出そうとして途中で見つかり

逮捕されたといういきさつも…

女神像は保護のため今は近づけないので遠目でしか見れませんでしたがこんな女神達でした~ 

 たしかに優美で魅力的

心を奪われる男性がいても不思議ではないかも、でも盗んではいけませんよね

 

  

 

東南アジアで最大の湖というトンレサップ湖の水上生活の様子を見に出かけました

途中赤土の埃をまきあげてバスが走る両側には風が吹けば丸ごと飛んでしまいそうな

家の中が丸見えの掘立小屋のような家々が続いていました

まだまだ経済発展の恩恵にあずかれない田舎の暮らしのすべてが見えたようで複雑でした

船着き場から船に乗って30分ほど進むと広い湖面に出ました

はるかかなたに水平線が・・・・  海と見間違うほどの広さです

そこに暮らす人々の生活は家はもちろん教会も学校もお店も水の上、

 

         商店                                     学校

          教会

観光客用の休憩所に上陸?するとワニの養殖場もありました

 

ワニの養殖で成功して「ワニ成金」になった人もいるという話の裏で

小さな赤ちゃんを連れて観光船に近づき物乞いする母親の姿には胸が痛みました

ちいさな金の盥を上手に乗りこなす少女

最初上手だわと思ってみていたらこちらも物乞いで

孫と同じくらいの年齢の少女の物乞いの姿には一層胸が痛くなりました

 こんな環境を観光客として上から眺めている自分たちには一体何ができるのでしょうか

公の援助はこうした末端までは届かない事も多いんでしょうね

でもここで施しをしても乾いた地面の一滴の水にしかならないでしょう、難しい問題です

 

ただこの後、夕日はそんな想いとは関係ない美しさで辺りを赤く染めて水平線のかなたに沈んでいきました

 

 その1

↓は何でしょう?

飲み物ではありません、ガソリンでした~

ガソリンスタンドもあるにはありますが

多くはこのように店先のペットボトルに無造作に入れられて売っていました。

危なくないの?と心配してしまいますが…  事故などないのでしょうか

その2

観光客の顔を見て寸時に日本人、韓国人、中国人を見分けて言葉を使い分ける子供達にびっくり

私たちはその区別がなかなかできないけれどどこで分かるのかしら?

巧みに操るそれぞれの言葉も必要に迫られて培ってきたものなんでしょうね

「習うより慣れろ」のよい例かもしれません

 

あちこちで貧しさが目に付いたカンボジアでしたが

子供たちは元気でたくましく高齢化をまっしぐらの日本と違って若い力が溢れていて

20年後30年後にはどのようになっているか見てみたいと思わせる国でした

でもその頃私、この世にいないかも

 

コメント (15)
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