笑顔浴

優しい時間

旅の途中

2021年05月23日 | Weblog

チリから来た細長い葡萄

 

寛永13年5月24日伊達政宗公が他界し 

遺訓を残されたときき、メモしました。

<遺訓>

「仁に過ぐれば弱くなる。

義に過ぐれば固くなる。

禮に過ぐれば諂(へつらい)となる。

智に過ぐれば嘘を吐く。

信に過ぐれば損をする。

氣長く心穏かにして、

萬(よろず)に儉約を用いて金銭を備ふべし。

 

儉約の仕方は 不自由を忍ぶにあり。

此の世に客に來たと思へば 何の苦もなし。

朝夕の食事 うまからずとも ほめて食ふべし。

元來 客の身なれば 好き嫌いは申されまじ。

今日の行くをおくり、

子孫兄弟に よく挨拶をして、

娑婆の御暇(いとま)申すがよし」

(PHPオンライン web歴史街道より)

 

仁・義・礼・智・信を 

しっかり修めた前提でなんだけど、

がむしゃらにやりゃあいいってもんじゃない、

ほどよいあんばいを見極めてこそじゃ。

それからね・・・倹約して預貯金しておこうね。

 

倹約は、確かに我慢も多いけど

私の魂は、この世へお招きしてもらって、あの世へと旅立つ。

お客さんの立場で 過ごしてみたらどうじゃろか。

粗末なごはんでも、美味しい~!と ほおばり

周囲のおもてなしに 感謝しつつ

その時が来たら、穏かに 失礼いたしましょう。

 

接待していただくのだから

我儘を言うのは、ひかえた方がいい。

思い通りに指図すれば 疎まれて

追い出されてしまうよ。

 

おもてなしは、もちろん嬉しいけれど

ゆっくり、誰にも気兼ねしない

魂の「我が家」が、この世にないとすれば、

あの世には、あってほしいなあ~。

 


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