先週は「気持ちが明るくなるワーク」を担当しました。
ワーク案を先生に見ていただいた時から、会場でワークを始める直前まで、
私が初めて出逢う人々の情報が少ない場合は、緊張するものです。
その場にそぐわないワークだと、気持ちが明るくなるどころか傷ついてしまうこともあるからです。
今回は定期的に集まっている親しい集団でしたので
目標を2つ掲げて、最初に説明しました。
1 私たちの子供の心を育てよう
2 私たちがみんな違うことを面白がろう
ワークは3種類用意しました。
「おや、今日は笑い声がいっぱいだったね」と
隣の部屋でお仕事中の先生がおっしゃるほど、気持ちが動きました。
つぶやきワーク(仮称)は、
生きている物をイメージして、絵に描き、主人公になったつもりで一言つぶやくというワークです。
描かれた主人公を借りて、本音がつぶやきとなって表れます。
他の人が描いた絵と交換してつぶやくと、全く別のつぶやきになりました。
たとえば・・・
私は、蚊が吸血しようと飛んでいる絵を描き「まずーい! でも、もう一杯」とつぶやきました。
お隣の方は同じ絵で「夏場は血液が不足します、献血 お願いします」
Aさんは、丸い熊さんの絵を描きましたが
爪は真っ赤に染まり 口からは赤いものがダラダラしたたり落ちるイラストで
お隣の人が書いたひよこを見ながら「ああ、美味しかった」とつぶやきました。
リアル~!! と、どよめくと、ニカっと悪戯っぽく笑いました。
お隣のB君は、大きなターバンを巻いた可愛いひよこの絵を描いたのですが
「僕を食べないで~」と遠慮がちに抵抗するので、Aさんも他の皆さんも笑いました。
Aさんの絵で、Cさんは、「今年の流行メイクです、皆さんもいかが?」とつぶやき
え~不気味~。(笑)
Dさんは「もっと暴れてやる~」 わー!怖い~!!(笑)
Bさんのターバンひよこの絵も、
Eさんに渡ると「こう見えて、頭が大きくて頭脳明晰 優秀です」
B君が再び「僕を食べないで~」(笑)
なぜ笑いにつながるのか どこが可笑しいのか考えています。
ただ、苦しい気持ちや否定的な気持ちさえ みんなの笑いで吹き飛ばせるのは
「それでもいいんだよ、私たちはあなたがそこに居ることを認めているよ」
という承認欲求が満たされていたのではないかと感じます。
スマートフォンみたいなワーク(仮称)
今は桑田さんシリーズに変わりましたが、携帯電話を人間が演じています。
CMでは物品を擬人化して表現していますが、一緒に謝罪したり
混んだ駅で「すいません、すいません」と彼女を先導したり・・・
ワークでは2人組みになって、おしゃべりしてもらいました。
一番大切な物を思い浮かべて、どうして大切なのか、どんなに大切にしているかを
語ったあと、ペアになった人はその品物になって おしゃべりの相手をします。
私「いつも、助かっています、どうもありがとう」
靴「いいえ、どういたしまして。最近、お疲れ気味だね」
私「なんだか、計画を一杯入れちゃってね」
靴「この調子だと、夏バテしちゃうぞ」
私「その通りだね。おっと、あなたも汚れたままでごめん!」
靴「泥道を歩いたからね、暇ができたら磨いてよ」
ワークに参加できなかった皆さん、
一緒にワークをする相手がいなければ、お一人で お楽しみください。
思いがけない、自分発見ができるはずです。