笑顔浴

優しい時間

IPCCシンポジウム2

2014年01月10日 | Weblog

プロの司会者は、その場の温度に関係する仕事だとつくづく思いました。

予算が少ない会では、プロの司会者を手配できず、

昨年、私も、講演会の司会を担当しましたが、

振り返ってみて思います。

私が司会席で、市長挨拶のあと、公務の都合で退場することを伝えたら

次のプログラムの紹介まで 沈黙して退室を待つでしょう。

「さわやかに、颯爽と、只今、○○市長が駆け足でご退場です。

今一度、大きな拍手でお送りしましょう」

と言葉の力で、その場で、市長と参加者の距離が近くなりました!

予期せぬトラブルが発生した時には、

参加者を不安にさせず、苛立たせることもなく

ユーモアで会場を温めながら、進行させることでしょう。

経験が豊富でないと、予定通りでないと焦って全体が見えないし

人への優しいまなざしは、人間力というか、

そのあたりのセンスなんだろうなあと感心しました。

 

フリーアナウンサーのお仕事ぶりを拝見するのは初めてでしたが

さすがでした。

山口容子さんと、サイモントン療法の6デイズで知り合いました。

話し方教室で、例えば、声を大きく出せない人や、吃音の人には

心理的アプローチも必要だと、熱心に学ぶ姿に惹かれました。

 

前泊したホテルで夕食の約束をしました。

かなりウルサいかもしれないので

邪魔にならない隅の個室を選びました。

 

突然の訪問経緯について・・

たまたま、「その時」、次の開催地がなぜだか

耳に飛び込んできて、ピク!

とっさに、一度も話したことのない責任者に向かって

ギャラ無しでいいので連れていってください!と訴えて

気が付いたら、交渉終了だったと くったくなく笑う女性です。

どうしよう?なんて迷う時間がないのは

日頃から、その時、どうするかを決めてらっしゃるからでしょう。

念じていれば、かすかなチャンスを活かすことができるんだなあ~と学びました。

 

シンポジウムが終了して人々が動き始めました。

人の波をすり抜けてきた彼女と目が合うと

「今日の内容はどうだった?」

「なんだか、自殺予防対策も、地球温暖化予防対策も、似てるなあと思った」

「ああ、そうかもしれないね~」

そこへ彼女を探して会いに来られた方々が到着し

慌ただしく紹介していただいて

「ありがとう、私はこれで」と帰りました。

 

うっかり、「お疲れ様でした」を伝える時間がなかったので

薄墨羊羹キューブを 茶封筒に一箱いれて 郵送しました。

 

 


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