笑顔浴

優しい時間

ホワイトクリスマス

2013年12月25日 | Weblog

心の天気図・・・・

昨日は吹雪 

今日はしんしんと雪が静かに降っています。

というわけで、心の中は、ホワイトクリスマス

 

「何しよーん!」とか、「もう~!」とか

責める言葉を飲み込んで黙っているから

私が何を怒っているのか、母には理解できてないと思う。

だからといって、優しく接することができるかというと・・まだまだ修行不足。

傷つける言葉を発したくなったら、その場を立ち去る作戦で

今のところは、精いっぱい。

 

 

年を重ねれば、

耳も目も、足も衰える。歯が抜けると発音がわからない。

日常できていたことが、できなくなる。

時代に遅れて、わからないことが増える。

 

イライラするのは、母に対してというよりは 私自身。

「あぶない」「失敗する」「また忘れる」で頭がいっぱい。

減少しつつはあるけれども、残っている母の能力を信じきれないから

心配や不安や、私の想い通りに進まない苛立ちや

温かいとは言えない接し方を変えられないもどかしさや、申し訳なさや

そうして、怒りは、私が困った時に出口を求めて湧いてくるのだ。

いっそ、「生命」があれば、それ以外はどうでもよいと

執着を捨てる方が母と私の両方に楽だと思えてきた。

 

 例えば、カーブスの迎えに行くと、

「今日は伯母の施設へ差し入れに行く」と

りんごやお菓子を袋に入れて乗り込んでくる。

午後から病院で薬をもらうんだから、そんな時間は無いし

クリスマスだからケーキを食べに行こうと約束してたじゃない。

当日になってそんなこと言うなと、むっとする。

でも、用意してるのに断るのも可愛そうだし ランチを抜いてそちらに向かう。

往復2時間かかるから、ぎりぎりだ。途中で、思い出したように

「昨日、伯母ちゃんからご近所に年末の挨拶に連れて言ってと頼まれた」という。

なに、外出? 3時間はかかるじゃない、どうするのよ?

そんな話を、こんな時に言うなと、また腹が立つ。

到着すると、伯母は留守で、差し入れを置いて引き返す。

やれやれ、言い訳せずに済んだ。

スーパーのATMに立ち寄る。かなり長い間、車内で待つ。

「機械に馬鹿にされた」と捨て台詞、銀行カードの利用方法を忘れたのかも。

「今日は、お金より、病院が優先」と、薬をもらって、夕食を食べて帰宅し、

クリスマスイブだし、冷凍のアップルパイでも食べようかとコーヒーを入れていると

「トイレから水が溢れた。何がなんだか、わからん」というので

夜8時過ぎに気持ちよく訪問してくれた業者の方に感謝です。

すぐには解決せず、とうとう便器もはずして 約3万円。

母はトイレの古さが原因と疑ってますが、詰まっていたのは、尿もれパット。

「便器の中、注意」と紙に書いて、トイレに貼ったけど、期待薄かも。

便器を洗ったあとの内容物が散乱し

ベランダの床は真っ白で、きらきらとゼリー状のものが輝き

ホワイトクリスマスイブとなりました。

 

むっとしたのは、母の希望通りにしたい でも、 今日は無理という葛藤

腹が立つのは、伯母の希望をかなえたい でも 今日は無理という葛藤

その日、病院にこだわらなくてよかったかもしれない。しかし、

母を病院につれて行くために、私の予定をキャンセルするのは嫌だ。

私が連れて行くに越したことはないが、

タクシーを呼んで母が一人で行くという手段もある。

運転手さんも、受付嬢も母をサポートしてくれるのだから

母の能力をそんなに値引きしなくていい。

 

葛藤が無ければ苦しまなくて済む。

トイレづまりも、再び詰まれば、また取り除いてもらえばいいだけ。

お金は、そのために使う。

 

両親は、「あぶない」を理由に、私のしたいことを禁止しなかった。

私も、母から自由を奪わないように、適当な距離を持ちたいと思う。


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