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2011年10月05日 | Weblog

「うつ病と不眠との関連を切り口にした自殺対策の有用性について」

久留米大学医学部神経精神医学講座 内村直孝先生

この10年は、研修会といえば、主に心理系の学会や協会主催のものでしたが

久しぶりに薬剤師会主催の講演会に参加しました。

期待通り新しい情報を得られ満足しています。

会場をでると懐かしい人々に出逢い、「今どうしてるの?お元気?」と近況報告の交換で嬉しいひと時でした。

 

メモ

「「夜更かししないで、早く寝なさい」と寝る時刻に注目しがちですが、
覚醒して16時間後にメラトニンの生成が始まるので 起床時間の設定を先に行うべきで
起きたあとから眠気がついてくる」

「コンビにでも販売されているドリエルと寝酒で最悪のケースに陥る。
耐性&依存性でるので要注意。早期に受診を勧めないと自殺する可能性もある」

「横になれば身体は休まるが脳は休めない。
 寝てる間だけストレスから逃れられる。ストレスを受けている人を眠らせることは大切」

「メタボは、睡眠+食事+運動で防ぐ。なんで食事と運動だけもてはやされるのか?」

「日本人は眠れないくらいで病院には行かない。重症になって内科を受診して
 うつ病なのに不眠症として治療されるケースが多い。最近は、内科と精神科の連携を強めている」

「交替勤務の人はうつになり易い。睡眠リズムが乱れるのと睡眠量と質が得られにくい」

「うつ病になった人は早朝覚醒が多く。これからうつ病になる人は入眠障害が多い。
お父さん眠れてる?キャンペーンは入眠障害を対象にした予防を狙っている」

「慢性疾患になるとうつ病を併発する確立が高くなる」

「誤ったイメージ・認識から向精神薬や睡眠薬を医師の指示通り飲まない人も多いことを知っておく」

「高齢者に睡眠薬を投与する場合、午後7時ごろから寝てしまう人がいる。
短時間の種類の場合、中途覚醒するので、長めにすることで満足できる」

「睡眠薬を飲んだら15分以内に布団に入るようにしないといけない。
 ダラダラTVを見てると途中で効果が現れ入眠するので記憶がない。
 あたかも薬でぼけてしまったっと誤解し、薬を飲まなくなる」

 


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