笑顔浴

優しい時間

みょうが

2009年11月27日 | Weblog
茗荷(みょうが)をいただきました
農家からの直送で新鮮で美しいこと!

ウイキペディアを読んでみると名前の由来がありました。
「大陸からショウガとともに持ち込まれた際、
香りの強いほうを「兄香(せのか)」→ショウガ
弱いほうを「妹香(めのか)」→ミョウガ
に転訛したという説が有力だそうです。

茗荷を食べると物忘れがひどくなるという俗説があります。
釈迦の弟子の周利槃特(梵語:チューラパンタカ)が、
自分の名前を忘れるので、釈迦が首に名札をかけさせた。
ところが、名札をかけたことさえ忘れて、
死ぬまで名前を覚えることができなかった。
そんな周梨槃特の墓から見慣れない草が生えてきたので
「自分の名前を荷って苦労してきた」彼の
「名前」を「荷う」ことから、この草に茗荷と名付けた。
自分の名前さえ覚えられないなんて、なんて忘れっぽい人でしょう!

私達は生まれた時から名前で呼ばれるので
どんな雑踏の中でも自分の名前だけは
必ず聞き分けるといわれています。もう身体の一部です。

名前は単なる固有名詞なのですが
自分の名前の後に、否定的な単語がちょいとくっつくだけで
寝込むほど影響力を持つことにお気づきですか。

周利槃特は名前を覚えられなかったのではなくて
努力して忘れ続けたのではないかしらん。
私でありながら私ではない。
とらわれのない、たった一人の人間として生きる。
うがった見方をすると
無我を目指していたような気がするのです。


茗荷は丸まま冷凍できます。
食べる時にざくざく切って薬味にするのもよし
卵とじにしても美味しいそうです。

私のように、時々都合よく
自分の名前を忘れて自由になりたい人は
時々、茗荷を召し上がれ!



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