バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

真鍮と洋銀

2010年02月24日 | ボーカル
今、ヘッケルのボーカルVCDE1(真鍮・銀メッキ)を使っているが、先日同じタイプのVCDE1(洋銀・銀メッキ)を入手した。違いは、材質が真鍮か洋銀か。

故・田中雅仁先生の書かれた「ボーカルの全知識」によれば、「ジャーマン・シルバー(洋銀)が一般的ですが、これと比べてブラス、真鍮系のボーカルがどういうものであるかを説明します。まず、洋銀が最もメリハリがはっきリしていますね。真鍮系のボーカルはとても音が暖かく、厚みがあります」とある。

今回入手した洋銀のボーカルと今使っている真鍮のものを比べてみると、吹奏感は洋銀の方が重く、音質はメリハリがはっきりしているというか、まとまっている。真鍮の方がより振動している感じがして洋銀よりも広がりがある。録音して聴き比べてみたが、真鍮の方が生音に近く明るい響きがする。洋銀は、音がまとまっていて真鍮よりも太い音がする。
もっと響くところで吹き比べてみれば、違いがもっと分かるかもしれない。

ヘッケルのホームページによると洋銀にはNとZとの2種類があり、それぞれ合金の配分が違うらしい。Nはソフト・ジャーマン・シルバーでZはハード・ジャーマン・シルバーとある。CCのボーカルはN、CDのボーカルはZのようだが、金属の薄いCDにはより硬く配合された洋銀を使用しているのだろう、と推測しているが確かめていない。

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