バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

ヤマハスーパーボーカルE3本

2016年04月15日 | ボーカル
 ピュヒナー初号機のD3問題にヤマハスーパーボーカルEタイプが有効であることが判明してから、Eタイプを3本を入手した。



 一本は銀座ヤマハで新品で購入したEN1S(①)。2本目は、ebayで購入した中古のEN1S(②)。3本目は、以前特注したもので、エペを入手した折に不要と判断して知人に譲ったEB1.5H(③)。知人に連絡して無理を承知でお願いしたところ、最近はほとんど吹いていないとのことで、快く譲っていただけた。

 この3本は同じEながら吹奏感に違いがある。①は、全音域でよく鳴る。Eは低音域で響きが薄くなる、ということをよく聞くが、この①は低音域も響きが薄くならない。D3も安定するし、とても良い。②は、①よりも線が柔らかい感じがし、ピッチは若干①よりも高い。この②の良さはスラーのかかりやすさ。とてもなめらかに吹ける。また、ppの発音が①よりも楽で、ディクレシェンドもきれいにできる。ただ、低音域は①よりも響きが薄くなる。③は①と②の中間の感じで、響きは柔らかく、長い分ピッチは一番低い。

 先端(リード差込み口)の外径を計ってみると、①は4.92㎜、②は4.69㎜、③は4.89㎜と、②がかなり細い。リードを差し込んでみると、①では6㎜差し込まれるところが②では9ミリ差し込まれる。

 この外径の差が、①と②の性格を分けているような気がする。

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