なんてことない事で簡単に泳力が戻りつつある。
あれだけ、長い間悩み続けたことがこんな簡単に・・・。
今回の事で1つ解ったことがある。
なぜ、どう見ても俺より筋力の無い小学生女子が俺より速いのか?
それは、悔しいが、間違いなく、
俺の方が泳ぎが下手だからだ。
何となく自分の泳ぎは正しいと無意識に思っていたのだろう。物理学や流体力学を勉強して水泳のことを分かったつもりが本当は何もわかっていなかったのだ。
恥ずかしい。恥ずべき事だ。
他の方のブログでも時々見かける。
50mFrが39秒台の方
「私も人間なので、完璧ではありません。
私の練習や泳ぎを見ている人は、完璧と思う方も多いんだけど、できないことあるんですよ。」
この方練習中のタイムトライアルのタイムが
Fly 53″ Ba 55″ Br 1′04″ Fr 43″ と、初心者レベルなのになぜか自信満々。
こんなんじゃ「完璧」どころか「出来ること」のほうが少ないはずだけど・・・。信じられないがこの方のマスターズコースではこの人が一番速いらしい。
50m平泳ぎ42秒97の方。
「うまく泳げないという人に共通しているただ一つの共通点
それは『水の抵抗』の事を考えていないという事です。
泳いでいる時に、水の抵抗のことを考えながら泳いだことがありますか?
ないですよね?
だから、あなたはうまく泳げないんです。」
年齢的に、大会に出てもこのタイムならビリの方だと思うが・・・。なぜか自分は上手く泳げていると思っている。この自信は一体どこから・・・。ブログで水泳指導の記事が多く、ご自身も指導しているが間違いなく競泳経験がない。なのに五輪選手の泳ぎのダメ出しをしたりとなぜか自信満々。50m42秒なのに?
他にも同年代の男性
「〇〇しなさい」「〇〇すれば上達する」という記事が沢山ある方。中学時代水泳部でマスターズを始めて5年。2個メが3分6秒から3分0秒になったそうだ。
「〇〇しなさい。僕はそうしたから速くなれた」
ハードな練習をしなくても「考えて泳ぐ」なら速くなれる。
っというような内容が多い。これは間違ってはないかもしれないが、途方もない練習量を乗り越えた人が言うならともかく、大して練習もしていない200mIM3分切れない程度の人の言う事じゃない。水泳経験者で5年練習しても2個メ3分程度でしか泳げないのは練習量が足りていないか、練習方法を間違えているんだろう。この方もなぜか自信満々で独自の水泳理論を沢山記事にされている。
この3人の方に共通しているのは「自分の泳ぎが正しい」と思っている事。
俺もそうだったんだ。「妄信」してたんだ。しかも自分自身を・・・。
何てことだ。恥ずかしい・・・。
水泳は解らないことばかりだ。科学的な研究が全く進んでいない。論文は多くあるがそのほとんどは追試をパスしていない予想のレベルだ。キックすると遅くなるとか・・・。
流体力学や解剖学の知識が足りないので結局ネットのお世話になるが・・・
①専門的な学習をしていないので「公理」が足りていない。
↓
②「公理」が足りていないので「定理」を間違えている。
↓
③「定理」が正しくないので当然「結論」も正しくない。
今の俺の水泳の知識には決定的な「何か」が欠けているんだ。
昔の日本の数学「和算」。日本にも数学はあったが残念ながら「虚数i」という概念がなかった。そのため答えにiが必要になると、それは問題自体が悪いモノ=「病題」とされた。
答えが出ないと問題を否定するというなんて愚かな考え・・・。
「解らない」を自分ではなく問題のせいにしている。
日本に虚数iが無かった原因は「鎖国」。
世界には微積分があったが「鎖国」のために日本には入ってこなかった。
開国後は外国から入ってきた「洋算」に押され「和算」は姿を消した。
この「鎖国」にあたるものが「自分への盲信」だろう。もしかして新しい知識を手に入れることが出来れば正解にたどり着けるかも知れないのに・・・。
「遅い」=「間違えている」これは確かなことだ。
俺は間違えている。残念だ。
今からでも開国すればまだ間に合うのか?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます