いよいよ当日。ゆったりと目が覚めた。ただ、肉離れした足は大丈夫そうだが、両足のハムストリングスが痛い。泳ぐ前から攣りそうだ。こりゃ小浜島に続きキックなしで泳ぐしかないか・・・。
3時間前に軽く朝食を摂り、ストレッチする。前日に選手登録を終えているのでぎりぎりまで部屋で体を休める。先に1.5kmがスタートした。
ナンバリングを終えて、招集。男子の3.0kmと5.0kmが同時スタート。1分遅れで女子のスタートらしい。河野さんが後ろから追い上げてくるパターンか・・・。
いつも通り、最前列右側からスタート。今までのように最初から1位ではなく誰かについていくように調整する。よかった。どうやら3kmの男子3人は結構速い。3kmは周回コースを1周。5kmは2周なので1周目はこの3人に付いていって力を温存しておこう。
500mのゲートブイを左に曲がり700m先の第一ブイへ。おもいっきり向かい波で進まない。ただ、水質が良く20mはあるだろう海底がよく見える。第一ブイを回ると深くなり底は見えない。怖いぐらいの深青だ。泳ぎはずいぶん楽になった。
第2ブイを回ったところで3kmの3人のペースが上がった。仕方ない。キックも打っていくか。一周目が終わり3kmの3人はゴールへ。俺はもう一周・・・。あれ?河野さんが来ないな・・・。2周目に入った時チョット落ち着いて後ろを見てみた。後ろの選手が全く見えない。おやっ? ちょっと泳いでまた後ろを探す。全く見えない。少なくとも300m以上は離れているだろう。よし! 後は足が攣るのに気をつけるだけだ。ゆっくり海を楽しみながら泳ぐ。ブイまで700mだがとても近く感じる。ブイを回る度に後ろを確認するが、やっぱり後ろの選手は見えない。
第2ブイを回るとあと1000m 。ちょっとペースを上げるか。しかし、キックすると足が攣りそうだ。500mのゲートブイはだましだまし進んでいくが、残り500mだけはフルパワーだ。久々にキックを使うと進み方が違う!気持ちよくラスト500mを泳いでゴールした。
優勝は去年の8月の四万十川水泳マラソン以来だ。 ただただ嬉しい。
表彰式ではエナメルバック。バスタオル。ソイジョイ48本。泡盛。をもらった。飛行機の荷物だいじょうぶだろうか。
このあと初めてリレーにでた。500mなのでなんとでもなると思っていたが足が動かない。ヤバイ。足だけじゃねぇ~。腕も肩もだめだ。優勝が嬉しくてダウンもリカバリーも栄養補給もしていなかった。なにやってんだおれ・・・。最後の砂浜ダッシュで完全に肉離れの足が死んだ。やるべき事をちゃんとやらなきゃね。リレーはなんと3着で第2泳者にタッチした。ははっ
5km優勝者ということで、シドニーオリンピック銅メダリスト「源純夏さん」と写真を撮ってもらった。現役を退いてかなり時間が経っているが、鍛え抜かれた肉体という事はわかった。今までの大会で何度も現役の選手に負けているが、確かに今の俺の肉体では絶対勝てない。
今回初めて大会終了後の親睦会に参加した。飲み会は正直得意ではないが、昨夜の一人居酒屋の虚しさを恐れて参加する事にした。