ホトケの顔も三度まで

ノンフィクション作家、探検家角幡唯介のブログ

猛牛

2010年01月25日 15時57分17秒 | 雑記
昨日、大相撲初場所が終わった。実は小さいころから恐竜と相撲が大好きで、恐竜のほうはご無沙汰だが、相撲は今でも深夜のダイジェストなどでほとんど欠かさず見ている。

今場所はなんといっても豊響がよかった。幕尻だったが12勝3敗で敢闘賞。なんといっても魅力は強引とも思えるくらいに押し相撲にこだわっていることだ。丸太のような太いかいなで、ごりごり相手を押し出す相撲は見ていて爽快だ。昨日も実力者の若の里を立ち会いでぶちかまして、ブルドーザーのように一気に土俵の外に押し出した。攻める時に腰を突き出して態勢が安定するようになったので、ひかれても落ちなくなった(と舞の海が言っていた)。

その相撲っぷりから、猛牛と呼ばれた元横綱の琴桜の再来と期待されている。なにせ顔がいい。目が細くて、根性がすわってそうで、生き物というより岩石か鉱物を思わせる。何度か幕内上位にあがったが、これまでは怪我などで定着できなかった。来場所こそ、旋風を巻き起こしてほしい。

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