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感想:天元突破グレンラガン 第20話「神はどこまで僕らを試す」

2007年08月13日 19時05分31秒 | 2007春アニメ
前回も書いたが17話以降の第3部は面白いと感じない。それまでが非常に良かっただけに残念だ。2部までは誰かのためでなく自分のために戦っていた。それがあっさりと自分のためでなく誰かのためとなっている。人類の大部分が滅びてどうしていけないのか。この作品世界観では実はこの問いかけに対する答えは見出せない。
獣人たちとの戦いは自分たちの生活圏を手に入れるためのものだった。地上で生きるための当然の戦い。まずそれに対して裁こうとすることに大きな違和感がある。そして、アンチスパイラルの登場もその流れとしては同じことだ。生きるために戦うというシンプルさが消えうせた時点でこの作品はつまらなくなった。
第5話「俺にはさっぱりわからねぇ!」のアダイ村村長とカミナとの対立を第3部で繰り返しているとも言える。しかし、当然だが正解はひとつではない。ロシウの論理に対立する者がいない時点で終わっている。誰もカミナの代わりはできないということか。
今回主役的に動いたキタンにしても、前回の腑抜けっぷりもあって全然盛り上がらない。シモンとヴィラルもどうでもいい争いにうつつを抜かしているだけ。ヨーコの登場で少しはこのヒドイ流れが変わって欲しいものだが……。


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