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NFL Wild Card Playoffs Preview 【NFC編】

2006年01月07日 14時11分15秒 | アメリカンフットボール
2005-06シーズンもポストシーズンに突入した。エキサイティングなプレイオフの戦いが始まる。試合前に予想して楽しむところから始めよう。

★Washington Redskins at Tampa Bay Buccaneers
Key Player: Chris Sims(TB)

Washington Redskins(10-6) Offense:#11 Defense:#9 TO:+1
Tampa Bay Buccaneers(11-5) Offense:#23 Defense:#1 TO:+7

共に激戦の地区を勝ち抜いたチーム。そして、両チーム共、シーズン前の評判は高くなかった。スケジュールにも助けられて勝ち上がったという側面もある。
Washingtonは攻撃がNFL11位。ラン7位、パス21位で、RB Clinton Portisがリーグ4位となる1516ヤード獲得。QBはベテランMark Brunellがレイティング85.9と安定した力を見せた。また、Jetsから移籍したWR Santana Mossがプロボウルに選ばれる活躍。守備は、パス10位、ラン13位とバランス良く、特にLB陣の成長が目立った。
Tampa Bayは守備力が復活を果たした。スーパーボウル制覇後、翳りの見えたディフェンスだったが、今シーズンはリーグ1位に返り咲いた。ラン、パス共に6位の成績。攻撃は、IR入りしたQB Brian Grieseに代わって、Chris Simsがスターターとして成長した。ルーキーRB Carnell Williamsは期待通りの活躍で、中盤負傷欠場もあったものの1178ヤードを走り、勝利に貢献した。
試合の見所は、Washingtonの攻撃対Tampa Bayの守備。OLの強いWashingtonから、Tampa BayがいかにQBにプレッシャーを与えられるか。Portisのランを止めることも重要だが、それ以上にMossへのロングパスを許さないのが大前提となる。ただベテラン揃いのこのマッチアップはある程度予想の範囲内の戦いになりそう。むしろ鍵を握るのは、Simsの出来。彼が落ち着いたクォーターバッキングを見せることができるかどうかが勝敗の行方を左右しそう。New England戦で完封負けしたように、リズムを崩せば大敗もありうる。それでも、シーズン終盤の厳しい接戦を戦い抜いた経験は買える。彼がQBとして大成できるか否かを見極める戦いともなりそうだ。
予想は、TBファンということで公平性を欠くかもしれないが、20-14でTampa Bayの勝利。


★Carolina Panthers at New York Giants
Key Player: Tiki Barber(NYG)

Carolina Panthers(11-5) Offense:#22 Defense:#3 TO:+16
New York Giants(11-5) Offense:#4 Defense:#24 TO:+11

これも昨シーズンは低迷した両チームの対戦。と言うか、NFCはSeattle以外昨シーズンと顔触れが違うという状況。この2チームはスタッツを見ても明らかなように、守備のCarolina、攻撃のGiantsと特徴がはっきり分かれている。先のWas@TB同様、東地区対南地区の構図だが、これはこの両地区が激戦区だったという証でもある。
Carolinaは、ランディフェンス4位を誇る(パスは9位)。Tiki Barberを攻撃の軸とするGiantsにとって脅威となるだろう。Carolinaディフェンスの中核はDL陣だ。プロボウル選出のDE Julius Peppersを中心に、Mike Rucker、Brentson Buckner、Jordan Carstensが名を連ねる。攻撃に目を転じれば、ラン19位、パス17位と目立った成績は残していない。ただ、QB Jake Delhomme、WR Steve Smithがプロボウルに選ばれたように、この二人のホットラインは対戦相手の脅威となる。また、シーズン終盤、RB DeShaun Fosterがいい走りを見せた。
Giantsの攻撃は、ラン6位、パス11位。特に、RB Tiki BarberはランでNFL2位の1860ヤードを稼ぐだけでなく、レシーヴでもチームに貢献した。レシーバー陣は新加入のWR Plaxico Burress、プロボウルTE Jeremy Shockey、長くチームのエースだったWR Amani Toomerと高レベルな選手が名を揃える。注目されるQB Eli Manningだが、強いラインとこれだけのバックス&レシーバーを擁している中でのレイティング75.9は物足りないようにも映る。守備はラン12位、パス27位と、特にパスディフェンスに脆さを感じさせる。DE Michael Strahan、Osi Umenyioraと二人のプロボウラーがいて、サック数は稼いでいるものの、セカンダリーに不安を残す。
試合は、Tiki Barber次第。彼が止められれば、Eli Manningの力だけでは勝利に結びつけるのは難しい。彼を止められなければ、Carolinaのゲームプランは崩れ去る。Carolinaには彼を止めるだけの戦力と作戦能力はある。ただTiki Barberにも地の利がある。Carolinaは先制して常にリードする展開で、Barberのランの機会を減らせればかなり優位に戦える。序盤に大胆なプレイコールをする可能性が高いが、それをきっちり決められるかどうかも試合展開に大きな影響を与えるだろう。
試合は、31-24でCarolinaの勝利を予想。むしろロースコアの方がTiki Barberの活躍が生きてきそうだ。


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