『がくえんゆーとぴあ まなびストレート！』第６話

今回の「まなびストレート」は、なにもなし！

……そう、まさに、そうなのだ。

今回も前回同様、主人公のまなびは出番がほとんどなし。前回が光香（あだ名：みかん）と芽生（めい）の距離感を描いたのに対して、今回はみかんとむつきの友情をただそのまま描いている。
学園祭作りというこの作品のテーマの部分でも若干は進展があったのだが（サイトの立ち上げなど）、それは今回のお話にはほとんど関係がない。
１学期期末試験があと１日で終わるというその日。みかんとむつきが夜遊びするという話。それで何かが変わったり、生まれたりするわけではない。ただ遊んだだけ。教訓も何もない。でも。
どじなみかんをむつきが助けるという二人の出会いから、たった一人の生徒会となってむつきの胸で泣くみかんの姿、そして、むつきを気遣うみかん。過去から現在までの二人の関係を織り交ぜつつ、二人で街中を駆け回る夜の甘酸っぱさがかもし出される映像となっている。

一応、キャラ立てではあるが、おそらくただ何気ないけど特別な夜を描きたかっただけだろう。ホント、キャラの絵柄は萌え系なのに、萌えから最も遠いところに向かっていくようなアニメだ。予定調和のお約束を軽々と乗り越えて行きそうで、ちょっぴりの不安と凄まじい期待が渦巻いている感じだ(笑)。