オーディンスフィア 特典 豪華設定資料集付き 価格:¥ 7,329(税込) 発売日:2007-05-17 |
発売までおよそ1週間となった『オーディンスフィア』。SS末期の傑作アクションRPG『プリンセスクラウン』の正統後継作として期待が高まっている。発売は『プリンセスクラウン』同様にアトラス。開発のヴァニラウェアは『プリンセスクラウン』の開発に携わった神谷盛治氏が代表取締役を務め、先に日本一ソフトウェアから発売された『グリムグリモア』を開発した。音楽は『伝説のオウガバトル』などを手がけた崎元仁氏が『グリムグリモア』に続いて担当している。
『プリンセスクラウン』はプレイ経験は無い。システム的にも普通のアクションRPGといった感じでさほど興味はなかった。だが、『グリムグリモア』をプレイして一転して期待するようになった。
公式サイトのゲーム画面やダウンロードして見ることの出来る動画を見ると、当然ながら『グリムグリモア』との類似を想起させる。イラスト、演出、ストーリーなどは『グリムグリモア』で十分に評価しているので、そう外すことはないと思われる。また、音楽でも同様だろう。
アクションRPGのシステムは見る限り謎解き要素は無く、成長システムのある横スクロール型のアクションゲームといった趣だ。これは『プリンセスクラウン』と共通なのだろう。
ファミ通.comの記事「5人の主人公が描く世界終焉の叙事詩『オーディンスフィア』」によると、『戦闘時の操作方法はまだわかっていない。しかし、操作はシンプルなものになるとのこと。アクションのテクニックよりも、むしろアイテムの使いかたが重要になるのだとか。』とある。システム的にはよくあるタイプという印象だ。
『グリムグリモア』から類推すると、シナリオ面も一本道に近いものとなるだろう。練り込まれたキャラクターが紡ぎ出す物語をプレイヤーは見ていくスタイルになると思う。逆に言えば、プレイヤーが物語に関与する度合いはかなり小さいと予想する。
また、戦闘もシンプルな作りで見せる要素を重視しているようなので、やり込みといった要素はあまりなさそうだ。恐らく、クリアしてしまえばそれで終わりといったコンパクトなゲーム性ではないだろうか。
これらの予想が的中するなら、決して大作と呼べるゲームではない。発売前で期待は膨れ上がっているようだが、それに応えられるゲームかどうかは疑問だ。
しかし、大作としてではなく、完成度の高い見せるゲームとしては質の高さを期待できそうだ。『グリムグリモア』がそうだったように。
戦闘部分が楽しめるものなら、このゲームは私にとって幸せな出会いとなるだろう。人によって求めるものは異なり、決して万人に受け入れられると思わないが、『グリムグリモア』で見せた作り手のこだわりを楽しめる人ならきっと受け入れられるだろう。
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