奇想庵@goo

Sports, Games, News and Entertainments

大相撲

2005年11月25日 18時25分17秒 | スポーツ
長く幕内で活躍した琴ノ若関が今日の取り組みを最後に引退。負け越しが決まっての引退だったが、幕内陥落が理由ではなく師匠の佐渡ヶ嶽親方の定年退職が原因だ。親方の長女と結婚し、前々から佐渡ヶ嶽部屋継承は規定路線であったが、現役最年長37歳までファンに愛される相撲を取り続けた。

琴風の時代から佐渡ヶ嶽部屋(四股名に「琴」が付くので分かりやすい)の力士が好きで、琴錦、琴ノ若、最近の琴欧州まで応援しているが、琴ノ若はとりわけ長い間応援し続けたことになる。若い頃は、大きなサイズ、懐の深さ、柔らかさで大器と見込まれ、大関候補と何度も言われた。ただ相撲が遅く、精神面でも弱さがあり、更には怪我もあってついにその座には届かなかった。それでも現役で長く取り続け、他の力士にない味を感じさせてくれる関取になった。

琴風、北勝海、琴錦、竜興山ら押し相撲の力士が好きだったが、琴ノ若は四つ相撲の魅力を教えてくれた。現役力士では白鵬などが好きだがそれも琴ノ若がいたからだったかもしれない。

今日結びの一番では、琴欧州が横綱朝青龍を破り、ほぼ大関昇格を決めた。師匠佐渡ヶ嶽親方退職の日にいい親方孝行ができただろう。精神面の弱さはいまだ見られるが、こうした経験の積み重ねが強い力士へと成長させるだろう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿