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ファイナルファンタジー14

2009年06月03日 18時11分18秒 | FF11
FINAL FANTASY XIVの発売がE3で発表された。

公式サイトもオープンした。

ムービーやスクリーンショットを見れば分かるように、ヒュームやガルカの存在が見てとれる。イラストなどからミスラ、エルヴァーン、タルタルも確認できるので、FF11をベースとした世界観と予想される。最初の印象は、更に綺麗な画像となったFF11といったところだ。

基本のスタッフは、既に知られているようにFF11のメインスタッフが担当している。FF11のノウハウをベースとしたMMORPGということだろう。
Windows版とPS3版での発売が公表された。E3で発表したことから分かるように、ターゲットは世界であり、北米・欧州・日本での展開を、ほぼ同時に行うことが考えられる。FF11同様に混合サーバになるかどうかは不明。

2010年発売予定。

FF14の発売に対して、FF11を今後どのように扱うのかが注目となる。過去、MMORPGの後継作が発売されても、平行して運営することが多い。マルチプラットフォームであるFF11の場合、FF14とはプラットフォームが異なるため存続はほぼ間違いないだろう。

どれだけのプレイヤーがFF11から14に移行し、またどれだけのプレイヤーが新規で獲得できるのか。現在、FF11はスクウェアエニックスの安定した収入源となっているが、14の発売は大きな冒険となる。
新たなMMORPGを始めからスタートするにはかなりの気力が必要だったりする。経営判断として、多くのFF11プレイヤーが移行すると見極めたから14の発売が決定されたわけだが、予想に見合う移行者がでるのかどうか興味深いところだ。

ネット上での批判の多さはともかく、実際には物言わぬ多くのプレイヤーの存在がFF11を安定的な収入源たらしめている。だが、これまでの運営のあり方に対して彼らは不満がなかったわけではないだろう。そして、FF14がその不満を払拭するかと言えば疑問だ。
もちろん、日本のMMORPG市場において、FF11の明確な対抗馬となりえる作品がほとんど存在していない現状があり、それを受けてのFF14の投入という意味合いも強いだろう。海外ではWoWという圧倒的な勝者が存在しており、FF14がその対抗作となりえるとは考えられない。
それでも海外のMMORPG市場のシェア拡大には、PS2という足枷の残るFF11ではなく、FF14の投入が必要という判断だろう。ただし、繰り返しになるが日本国内での安定的なプレイヤーの確保に成功しなければそれは机上の空論になる。

FF11の今後の戦略も気になるところだ。FF14が出て、後は縮小するのみという展開になってしまうのか。それとも、折角作り上げたこの資産を有効活用するのか。その動きはFF14の今後を見通す上でも興味深いものだ。

まだ発表された事実はわずかだが、当然ながら今後の展開を追っていきたい。私自身がFF14に移行するかどうかは未定。