酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

森喜朗の「素晴らしき鈍感力」?!

2015-07-22 08:34:42 | 政治
 昔々日本国の総理大臣を務めたこともある森喜朗さんが相変わらず? 存在感を発揮している。ただ今現在の役職は2020東京五輪・パラリンピック組織委員会会長だという。白紙見直しが決まった新国立競技場建設にも深く関わっているとかで、何かとお忙しいようだ。

 その森さんの聞き書き「時代の証言者」が11日から読売新聞で始まっている。適当に言いくるめることがお仕事の政治家の証言なんで、「本筋」は適当に聞いておけばいい。面白いのは問わず語りに出てくる〝自慢話〟である。とりわけ本日22付け第8回は白眉だ。財界の寝業師・水野成夫が再建に乗り込んでいた産経新聞に「裏口入社」を果たす顛末が臆面もなく記されている。


 《千葉さんの紹介で、私は水野さんが社長を努めておられる国策パルプ社長室を訪ねました。水野さんは「分かった。産経の担当者に話しておこう」と言ってくれました。私はこれで就職が決まったと安心しました。ところが、年を越し、卒業が近づいても、何の音沙汰もないので産経に問い合わせると、「水野社長はそう言ったかもしれないが、我が社は経営再建中で新人の採用予定はない」と言われました。私は頭にきて、国策パルプに乗り込み、天下の水野成夫さんは前途有為な若者に嘘をついたことになる。引き受けたと言いながら、半年も返事をしないとは」と抗議しました。

 その後入社試験をやるという連絡がありました。私は「試験は受けない。受ければ成績が悪いことを理由に断られる」と言い張りましたが、「受けないと採用しない」と言われ、仕方なく受けました。白紙の答案の最後に「天下の水野社長は約束した青年の夢を壊してはならない」と書き加えました。

 間もなく採用通知があり、産経新聞にめでたく入社することになりました》。


 若かりし日の武勇伝と言いたげな話しっぷりである。早稲田はラグビー絡みの情実入学、産経入社は有力者頼みのゴリ押し。政治家・森喜朗の人格はこうした厚かましさの積み重ねでできているのだ。いやー、ご立派!! 

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