脚と角

関西を中心に国内外のサッカーシーンを観測する蹴球的徒然草。

喜怒哀楽の真髄は蹴球にこそ有り。

全国地域リーグ決勝大会の組み合わせ決定

2008年10月27日 | 脚で語る地域リーグ
 11月22日(土)から1次ラウンドが開幕する全国地域リーグ決勝大会の組み合わせが決定した。(会場名は1次ラウンド)

【A Group】@本城陸上競技場(北九州市)
 AC長野パルセイロ、ホンダロック、沖縄かりゆしFC、バンディオンセ加古川

【B Group】@春野総合運動公園球技場(高知県春野市)
 カマタマーレ讃岐、日立栃木ウーヴァ、V・ファーレン長崎、アイン食品

【C Group】@とりぎんバードスタジアム(鳥取市)
 レノファ山口FC、静岡FC、グルージャ盛岡、NECトーキン

【D Group】@コカコーラウエストスポーツパーク(鳥取市)
 佐川急便中国、FC町田ゼルビア、矢崎バレンテFC、ノルブリッツ北海道

 JFL昇格を懸けて全国の強豪チームが勢揃いするこの大会。今季は1次ラウンドを上記の4会場にて11月22日(土)~11月24日(祝・月)の3日間行う。決勝ラウンド進出チームは、各グループ1チームずつ。決勝ラウンドは、11月28日(金)~11月30日(日)の3日間、石垣島のサッカーパークあかんまにて行われる。

 この組み合わせを知ったとき、Aグループの顔ぶれに戦慄を覚えた。関西リーグ優勝チームでもあり、“4度目の正直”に挑むバンディオンセ加古川が非常に厳しいグループに入ってしまったからだ。
 まず、周知の通り、AC長野パルセイロは北信越リーグはおろか、先日は全社も強烈な力で制してしまった。もちろん、今季のJFL昇格候補の筆頭チームである。そして、JFL復帰を狙うホンダロックは、先日の全社1回戦でバンディオンセ加古川を5-1で破り、最終的には3位でフィニッシュ。この大会の切符を手繰り寄せた。沖縄かりゆしFCは混戦の九州リーグを優勝している。とにかくクジ運に恵まれなかったかと言わんばかりの強豪揃いのグループに入ってしまった。
 昨季は彼らだけJFL昇格できなかった“熊谷の悲劇”を生で観ているだけに今季は期待していた。この逆境を跳ね返す底力をバンディオンセ加古川には見せてもらいたい。

 Bグループは、V・ファーレン長崎が堅いか。カマタマーレ讃岐がどこまで善戦を見せてくれるかも期待すべきポイント。日立栃木UVAはダークホース、アイン食品は厳しい戦いになるだろう。

 Cグループは、全社で快進撃を見せたNECトーキンに期待。東北を制したグルージャ盛岡と静岡FCが下馬評では有利かもしれないが、レノファ山口もチャンスはあると思われる。実はこのグループが最も予想できないかもしれない。

 FC町田ゼルビアがぶっちぎりそうな予感、Dグループ。ただ、昨季全社ファイナリストの矢崎バレンテは対抗馬になる予感だ。この2強の直接対決が最大の見どころか。

 今年は、決勝大会が石垣島ということもあって、特別感が尋常ではないこの大会。日程の過酷さもさることながら、そこにあるのはテレビでは観られないアマチュアサッカー最大の悲喜。その悲喜こもごものドラマを今年も全力で追いかけていきたいと思う。