脚と角

関西を中心に国内外のサッカーシーンを観測する蹴球的徒然草。

喜怒哀楽の真髄は蹴球にこそ有り。

FORZA!AZZURRI NERO!

2006年08月04日 | 脚で語るJリーグ
 脚
 
 ほったらかしの放置サッカーマニアブログ再開!ひたすらドメにこだわって、確かにW杯もええけども、やはりJでしょう!

 んなワケで再開後のJを早速チェックすべく、ACL以来万博皆勤を続ける筆者は名古屋戦の圧倒的な攻撃力に昨年のHOT6!で勝ち点を荒稼ぎしたネロブルーたちの姿を思い出す。連覇に向けて、またまた夏場で強さを見せるそのアタッキングサッカーの主役は攻守に君臨するヤットこと遠藤保仁。まるでドイツでの鬱憤を晴らすかのようなその余裕あるプレーぶりは円熟味が出てきたといってもいい。3アシストで万博を沸かせた次の川崎戦でも1得点1アシスト。16節福岡戦でもCKからキャプテン智の頭にドンピシャアシスト。相手陣内、自陣内の随所に顔を出してはその高いボールポゼッションのダイナモとしてチームの重役を担っている。
 
 勝ち負けはまだまだ中盤戦、確かに川崎、福岡戦と勝てる試合を落としたが、A3でのマグノの復活を踏まえれば悲観することもない。是非とも昨年のような終盤戦での連敗を絶対回避して頂ければ、A3もサクッと優勝して、ブッちぎりでの優勝も不可能ではない。毎節、混沌とした上位争いに終止符を打って勝ち続けていくのが今年の連覇への必須課題となるだろう。
 
 しかし、万博の雰囲気が最近本当に良くなってきている。大阪屈指のベッドタウンである吹田市にホームタウンを置くガンバは、近隣の茨木市、高槻市においてもPR活動に余念がない。それはチーム発足時から、むしろ練習場とクラブハウスを万博公園内に移した97年度から「My Town My GAMBA」を掲げてきたチームの信念として貫かれてきている。万博に来ているたくさんの子供たちや家族連れは近隣の住民が多いのは確か。大阪市をホームタウンに定義するセレッソ大阪と違って、ガンバは「市」の枠に囚われない「地域」に密着する北の「リアルOSAKA」である。

 もはやゴール裏(クルヴァ)は、分裂したサポーターが散在していたことを遥か昔に思えさせてくれるような熱狂した統一応援ぶりで、久しぶりにメインスタンドなどに回ってみると改めてクルヴァの盛り上がりがスタジアムの重要なファクターであることを感じさせてくれる。入場の際に配られるロートスティックを子供たちや家族連れ皆が、クルヴァのサポーターのコールに合わせて叩くその音はスタジアムを包むように響き渡り、選手たちの大きな糧になっていく。

 まぁあと欲を言えばサッカー専用スタジアムが北摂地域にできればなぁと。02年W杯効果で各地にそびえ立った立派なスタジアムをJチームがしっかりホームスタジアムとして使っているのは正直申し上げて羨ましい。もう浦和がさいたまスタジアム2002使うのも反則に近いでしょ。まぁ埋まるのだから凄いが・・・
 J開幕当時は照明のルクス数や芝生の綺麗さ、スタンド収容人数などもJ屈指の規模だった万博記念競技場も近年は他のスタジアムに比べると確かに見劣りするのは確かである。しかしながら、雰囲気は最高だ。どこにも負けていない。そこにはガンバを愛して止まないファンが確かに集まっている。ツネ様ファンのミーハーギャルたちも大いに結構。確かに競技場は未だ吹田市からの借り物、クラブは使用料を払い続けているはずだ。だが、そんな使用料はもはや屁でもない。
 
 タイトルも手中にした我等がネロブルーはクラブ、サポーター名実共に日本を代表する常勝ビッグクラブなのだから。
 
 そう、このまま勝ち続けていくべし。