おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

ついに農業排水路浚いはヤクバ

2016年02月18日 01時34分48秒 | 農村の水

写真1 きれいになった農業排水路。堆積した泥(写真2の状態)はヤクバから請け負った業者が浚い除去。2016年02月16日


写真2 土地改良して42年、この間1回浚っただけで、泥は農業排水路の上端近くまで堆積。2014年07月05日


写真3 田圃に挟まれた農業排水路、写真2と同じく泥が上端近くまで堆積。2014年03月16日


写真4 田圃の中の建売り住宅から排出される家庭雑排水、農業排水路に流れ込み滞留して変色。2015年06月11日


写真5 泥や石が堆積した農業用水路。周りに建売住宅、賃貸アパート、駐車場などがならび、見る影もない。2014年09月21日

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 おにぎり2個の里みち・農道歩き
 定路の一つに変化あり
 02月16日、農業排水路の泥が浚われ、周りがきれいになっている(写真1←写真2)
 伺うと次のよう
   15日、16日の午前、ヤクバに頼んで泥を取ってもらった
   ここは昭和48年(1973)に土地改良してミチ・農道ができ、排水路もできた
   出来上がって数年後、みんなで泥を取った
   その後、40年近く泥を取らず、いっぱいになった(写真2)
   我々ではできないのでヤクバに頼んだ
   “としとっちゃできないよ”
 なるほど、いよいよと云うか、ついに農業排水路泥上げは役場や市役所が行なう時代の感あり

 そもそも、農業排水路や農業用水路の泥揚げ・清掃は田植え前に「村」の住民や農業者が共同・協働で実施(例:弊ブログ2011年03月21日2014年05月09日
 重要かつ不可欠の「村」仕事だった
 しかし、都市化、兼業化、脱農化、農業意欲減退、離農、高齢化などで泥揚げ・清掃は放棄される
 その結果、生産や生活の環境悪化(例:写真2~写真5)を招き、行政の出番となる
 この過程を辿る地域や「村」が今後増えるであろう

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:埼玉県



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