おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

大間々扇状地 畑に玉石の塚

2015年12月18日 00時00分00秒 | 農業

写真1 掘り出され積み重ねられた玉石、塚となる。ビニール温室の中はホウレンソウ


写真2 掘り出され積み重ねられた玉石、塚となり、松が生える
 鉄道柵の向こうに谷底平野(沖積面)の水田が見える



写真3 掘り出された玉石。弊ブログ2015年12月09日の畑


写真4 大間々扇状地・藪塚面(手前の畑。写真2と同じ畑)と谷底平野との境辺りを走る東武桐生線普通電車
 谷底平野:大間々扇状地の沖積面。前方に連なる八王子丘陵の手前にある水田地域

 
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 群馬県、赤城山を望む大間々扇状地を歩く
 緩やかに上るみち
 等高線に沿うよな横みち
 露地ホウレンソウに防霜保温トンネル造りの畑(弊ブログ2015年12月09日
 トンネルの横に並ぶ玉石が気になる(写真3)
 作業中のAさんに伺うと次のよう
   ここは、大昔、渡良瀬川が流れていた
   1mも掘ると玉石が出ることもある
   長雨で玉石が顔を出すこともある
   足尾の山から非常に長い年数かけて流れてきたので石にカドがない、玉石

 なるほど、当地は大間々扇状地を構成する段丘の一つ藪塚面にのる畑作地域
 藪塚面は1mほどの関東ローム層に覆われ、その下に礫層がある(注1)
 礫層にある玉石が現われ、出されて畑の脇に置かれ、塚となる(写真1~写真3)

 ちなみに、大間々扇状地は次のよう(注1)
   6つの段丘からなる我が国有数の大規模扇状地
   渡良瀬川が関東平野に入る群馬県みどり市大間々町あたりを扇頂として扇状に広がる
   南北約16km、扇端幅約13km、流域面積約125㎢
   段丘面は神戸面、大間々面、相生面、藪塚面、桐原面、沖積面の六つ
   扇端の一部は新田湧水群(その一部は弊ブログに掲載。注2)

 注1 http://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0090-001kankyo-seisaku/houkokusyo_5.pdf
 注2 弊ブログ2011年06月16日06月17日07月21日07月24日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:写真1・写真3;2015年11月28日 写真2・写真4;2014年12月13日
 撮影地:太田市藪塚(旧藪塚本町)

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