おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

腹と膝重なる農婦冬の畑

2013年12月17日 00時00分00秒 | 農業




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 11月中旬夕刻、お腹が膝にくっつくほどの人生ベテラン女性。
 サトイモの収穫中。

 亡き祖母を想起。
 叺入り牛糞堆肥を頭に載せて畑へ運んでいた祖母。
 10kgや20kgになる叺入りカライモを、カズラで縛った干し大根を、
 頭に載せて我が家まで運んでいた祖母。

 私の故郷、噴火の島、東桜島の女性たちは、
 農業材や農産物を、生活物資を頭に載せて運んだ、カンメた(冠めた)。

 海抜0mの船着き場と住居の間を、住居から畑や山の間を、
 標高差100~200mの階段状の農道や小路をカンメた。

 カンメる姿は昭和30年代まで、車社会になるまで続いた。

 カンメた祖母の腰は、晩年、蓄積負荷により曲がった。
 写真の女性とほぼ同じ姿であった。
 それでも、101歳の長寿をまっとうした。

 引用・参考文献等:弊ブログ2013年03月07日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2013年11月17日 撮影地:埼玉県久喜市

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