おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

煙突も鉱場も山も荒ぶ冬 <冬の足尾谷>

2013年12月08日 00時00分00秒 | 景観

写真1 旧銅製錬所の煙突 写真の下方は渡良瀬川


写真2 旧銅製錬所の建屋、煙突(写真1) 渡良瀬川左岸・新古河橋から望む


写真3 1890年(明治23)竣工の古河橋(ふるかわばし) 前方は旧製錬所


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 2013年師走朔日、渡良瀬けいこく鉄道・間藤(まとう)駅に降り立つ
 県道250号を銅(あかがね)親水公園へ向かう
 左右に住宅、工場、郵便局、閉店舗、廃屋などが並ぶ
 岩肌むき出しの枯山も見える 

 しばらく進むと、左方に荒ぶ建屋と煙突(写真1・写真2)
 渡良瀬川の対岸に、古河橋(写真3)の先に
 背景は枯山
 ここは、かつて銅を製錬していた処

 栄華と悲憤が馳せた跡、もの悲しい
 この心情と山枯れは季節のせいだけでない
 過去の坑木伐採、有毒の排煙及び廃水などに起因
 旧谷中村が「黄茅白葦満目惨憺の荒野」(弊ブログ2013年01月11日)に化した起点
 鉱毒と公害の原点に立つ筆者

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2013年12月01日 撮影地:日光市足尾町

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