写真1 夫妻で三重目のビニール(三重カーテン)を切り穫ったニラの上に張る。妻は白マスク。
写真2 1列目の三重カーテンを張り終える。
写真3 2列目の三重カーテンを張る。
写真4 外側と内側のビニール(二重カーテン)、ニラに近いビニール(三重カーテン)が見える。軽四輪車荷台には切り穫ったニラ
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1.ニラ栽培ビニールハウスの前に軽四輪車
2013年1月13日は栃木県河内郡上三川町下簗のドンドヤキ(当ブログ2013年01月15日紹介。)
その撮影行途中、同町多功、私の農村歩き定路にあるニラ栽培ビニールハウス前に軽四輪車が停まり、
ビニールハウス入口は開いている(写真4)。
チャンス!! 話を聞ける。
2.三重カーテン張り
中を覗くと、ご夫妻が奥の方で30mほどのビニールを引っ張りながら掛けていらっしゃる。
入口近くまでビニールを引いて来られたとき、この作業はなんですか、と伺う。
<夫>これかい、ビニールを掛けてんだよ。
<妻>三重カーテン
<夫>今ごろ寒くなっから。
<妻>切ってからが、やりやすいから。
確かに、黒ビニールマルチから出ているのはニラの切株だけ(写真1~写真3)。
上部の葉は出荷用に切られ、軽四輪車荷台の上(写真4)。
当地のニラ栽培は、12月、半円形に挿し込み固定された鉄パイプにビニールを張り、
さらにその内側にビニールを張る。すなわち二重カーテン、二重ビニールハウス(写真3)。
さらに、さらに、本日のようなビニール張り。
その結果、ニラは三重目のカーテンで被われ、三重ビニールハウスとなる。
3.餃子消費量争いを支えるニラ栽培者の工夫と普及指導員の支援活動
隣りの宇都宮市は餃子消費量のトップを浜松市と競っている。
餃子具材のニラを栽培供給する産地の一つが、ここ上三川町。当町は日産自動車の工場も操業中。
思うに、餃子消費量競争は写真に見るご夫妻のような農業者の工夫努力の上にある。
その工夫努力を日々支えているのが栃木県河内農業振興事務所経営普及部の普及指導員さんたち。
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2013年01月13日 撮影地:栃木県上三川町多功