おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

ノウルシ < 渡良瀬遊水地 の 草花 1 >

2011年05月12日 03時03分27秒 | 植物

写真1 芽吹いたヨシの中に椀状に茂るノウルシ。

写真2 葉5枚が輪生する茎頂から花柄5本が出ている。茎頂より下部の葉は狭長楕円形や披針形で互生。

写真3 花を終え、5本の花柄の先にそれぞれ苞葉と実がついている。


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 ノウルシ(野漆)は湿地に生える多年草。環境省レッドデータブックでは準絶滅危惧種にランクされる。
 葉は、葉柄がなく、互生し、狭長楕円形や披針形で長さ5~6㎝、幅6~7mm。茎頂に葉5枚が輪生し、そこから花柄を出し、苞葉と杯状花序をつける。花序の下につく苞葉は黄色の倒卵形で、花弁のように見える。
 茎はよく分かれ、茎葉全体は椀状となる。
 和名は、漆のように、茎を切ると白乳液が出て皮膚がかぶれることに由来。
 学名:Euphorbia adenochlora トウダイグサ科 花期:4~5月
 引用・参考文献等:『山渓カラー名鑑 日本の野草』363頁、株式会社 山と渓谷社、1983
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1;2011年5月4日、写真2・写真3;同月11日(雨天) 撮影地:栃木市・渡良瀬遊水地
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