おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

木漏れ陽に映える花 シャガ

2011年05月01日 00時00分00秒 | 植物

写真1 白に黄と青紫の斑紋が美しいシャガの花

写真2 小奥~古畑の生活道路端に群生するシャガ


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 日本植物学の大先達、牧野富太郎博士の生誕地、高知県佐川町。
 町の山ふところの集落、小奥。小奥の木漏れ日射す道、シャガの花(写真1・2)。
 シャガは、小奥の人々の喜び、希望を送り、迎え、何でも知っている。
 シャガは、中国原産の帰化植物、野生化して山地の湿った林下、斜面などに群生する常緑多年草(写真2)。根茎は長い走出枝を出して増える。葉は、剣形で30~60㎝、やや肉質で光沢がある。葉の間から30~70㎝の花茎を出し、上部で枝分かれし、径5~6㎝の白紫色の美しい花が多数咲く(写真1)。花期は4~5月。
 和名はヒオウギ(檜扇:檜の細長い薄板を重ねた扇)の漢名の射干(シャカン)に由来。
 学名:Iris japonica アヤメ科
 引用・参考文献等:①『山渓カラー名鑑 日本の野草』594頁、株式会社 山と渓谷社、1983、②大工園認著『野の花めぐり 春編』128頁、株式会社 南方新社、2003
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2008年4月18日 撮影地:高知県佐川町古畑耕小奥
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