異教徒たちの踊り

まるでリズムの悪い絵と日記のブログ。それでも____
楽しい出来事があればいいなぁ、と、言う、ブログ。

ことわざ辞典。

2007年07月03日 | Weblog
99円ショップでいつも昼ご飯を買うんです。
食品を扱ってるお店なんですけど、場違いに「ことわざ辞典」があったので買いました。
2,3週間前の話ですね。

電車移動中にチマチマと読んでたんですがね、読んで改めて思うんですが、
・・・使いどころがねぇ。

四文字熟語に続いて使えねぇ。

普段喋らん僕が言うのもなんですが、四文字熟語とことわざはリズムが悪い。
会話の中で使うと、言葉が浮く。
うまいこと伝えられないけど、恥ずかしい感じになる。


会話の中に四文字熟語&ことわざを織り交ぜて喋るよりは舌をかんで死んだ方がいい。

嘘、嘘です。

そんなの個人で好きにやってくれ。
ただ、あからさまに伝わりにくい言葉をサラっと言われると、イラっとくる。
ええ。
サラッと言われると、イラッとくる。

その後「そんなことも知らないの~」的な顔で見られると殺してやりたくなる。

うそうそ。

・・・そういや昔、文章の後に(笑)を入れれば何言っても許されると思ってた奴いたな。


例えば僕と架空人物Aさんが会話をしていたとします。
僕:「あのさあのさ」
A:「ん?なに?」
僕:「この間さ、アニメーターの仕事でさ、1日働いて0円だった」
A:「あらら」
僕:「でも、頑張っちゃう」
A:「螻蛄の水渡りだね」

とか突然意味判らん言葉を使われたらね、最寄(もより)の99円ショップでカッター買って、そいつを殺す。架空人物Aさんを99円で殺害する。


なんにしてもね、「ことわざ」を作った人ってのは、おそらく頭がいいんでしょうね。カッコいい言葉がモリモリ詰まってました。

雨垂れ石を穿つ:(あまだれいしをもうがつ)
意味:ほんの小さな雨垂れでも、長い年月、かたい石の同じところに落ち続ければ穴をあけてしまう。このことから、微力でも努力を続ければ必ずいつかは成功するということ。

めっさカッコいいッス。
意味もさることながら、穿つ(うがつ)って部分。
ここが、こう、このことわざを作った本人が見せ付ける、「俺はお前等とは知能指数が違う」っていう、この感じ。

僕もやりてぇ、やってやりてぇ。

どいつもこいつもビッシっと決めやがる。
・・・そんな中、素敵な言葉を見つけました。


鴨が葱を背負って来る:(かもがねぎをしょってくる)
意味:鴨鍋の材料の鴨が葱まで背負ってくればあとは食べるだけ、ということから、都合のいいことが重なってより好都合になること。お人よしがこちらの利益になることを持ってやってくることもいう。

ただでもリズムが言い言葉なのに、更に意味が素晴らしい。
遊び心と夢がある、希望がある。


半分読んだ中で一番素敵な言葉でした。

・・・長ッ、寝る。
・・・ことわざとは、確かに他人に当てはめられる言葉も数あれど。
それでも、己の教訓や戒めにするものであって、人に言って聞かせるものではない・・・と僕は思います。