企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

もう少しきちんとした記事を配信して欲しい→共同

2006年09月18日 | ビジネス問題ケーススタディ
共同通信のヤフー配信がやめになったとか、そんな記事を見たのだが、自社調査でこの程度の内容を配信しているようでは、なんだかなぁ、と思ってしまう。日本では通信社が圧倒的にシェアをもっていると思うのだけれど。ヤフーの件は、それだけ共同通信という言葉を見にくくなるという点で、共同にとっても損な気もする。もっともBlogなどで、通信・新聞社に属さない人が、あれこれとニュースをアップするようになっているだろうから、ウェブでのニュースがまだまだよくなる可能性もあるし。
で、この記事だが、何が気になったかと言えば・・・、従業員一人当たり賃金減少する一方で、経常利益が8割増と、なんだか企業が賃金を減らして対応したかのような感じを受けてしまうのだ。対象となる企業数もわからないのだが、どうやって調べたのか気にかかる。せめて、対象企業に勤める人の人数を出して、その一人当たりの経常利益がどうなったのか、を示して欲しいと思った。
あと、8割増加というが、前年の水準がその以前に比べて著しく低かった場合、8割増というのは決しておかしな数字ではないだろう。例えば、経常利益率でずっと2%で来ていたのだが、昨年は0.3%だったとしようか、国全体の売上はそう大きく変わらないとして(名目GDPが変わらないと書いてあるし)今年は0.54%になったというだけの話で、依然前の水準に比べると低いということになる。実際がどうだったのか、示してもらいたいものだ。

企業利益8割増、賃金は減 実感なき景気回復 (共同通信) - goo ニュース

企業利益8割増、賃金は減 実感なき景気回復
2006年 9月17日 (日) 17:56
 現在の景気回復が始まった2002年2月からの4年半余りの期間に、企業の経常利益は8割以上増えた半面、月給や残業代などを合わせた従業員一人当たりの賃金はわずかながら減少していることが共同通信の調査で17日、分かった。
拡大を続ける景気は、今年11月に「いざなぎ景気」の57カ月を抜き戦後最長となることがほぼ確実。ただ、名目国内総生産(GDP)の増加率も過去の景気拡大局面の中で最低に近く、「実感なき景気回復」を裏付けた。
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