企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

物の見方・・・意識しないとなにも見えてこない

2007年10月19日 | 本の紹介(ビジネス)
読んで爽快。新書判みたいなのに1000円って高いなぁ、なんて思いながら買ってきたのですが、いや、内容はほんまええでっせ♪偽装の外食食べるくらいやったら、家で、信頼できる米屋で買ってきたお米でごはんを炊いて、卵掛けごはんくらい食べてすごして・・・、で、この本を買って読んでもらいたいくらい。
意識しないと、見えてこないんですよね。何事も。じゃ、意識するってどういうことかというと、なんらかの仮説をもって見るということじゃないか、と思います。数字の羅列にしても、気がついていないだけでいろんなヒントが詰まっている。以前それを暗黙知の一類系としてカウントしたら、袋叩き(大げさ)にあいましたが、そういうのって、一部の人は経験的に気がついていることが多くて、やっぱり暗黙知なんじゃないか?と今も思っていたりします。
できるリーダーは、発見力がすごい。そうだなぁ、と思える指摘。この人できる!って思う人は、物事に対する視点がものすごくたくさんある。頭やわらかいなぁ、って感じます。僕もそうなりたいと思っているのですが。。。
セブンイレブンの最後のnなんて、知らない人はずっと知らないままなんでしょうね、きっと。そういう小さなことってどうでもよいようで、そうじゃない。その考えに大賛成です。たまたまですが、私も、出張先でたまに買う雑誌Newsweek日本語版の話とか出てきて、同意!しまくってしまいました。

そういえば、このブログもタイトルは「気づき」だった(笑)。もっと発見について、記事をアップしなければ(汗)

ビジネスマンのための「発見力」養成講座
小宮 一慶
ディスカヴァー・トゥエンティワン

このアイテムの詳細を見る


ということで、今日の発見の一つ。前働いていた会社が入居していたビルを通りがかったのですよ。日比谷国際ビル(日比谷シティ)なんですが。一階の生活彩家、地下のスタバ、マクドなんかは、変わりなかったのですけれど、なんか空きテナントが増えているように感じました。
広場のそばには、ドラッグストアができている一方で、書店はジュンク堂だけになってしまったのかな?中にあった医者も、場所が変わったような気がします。ぷらぷらと通っただけですが、なんとなく、活気がなくなっているような雰囲気。大分、企業が抜けていったんじゃないかなぁ、と思うのですが。。。相変わらず家賃は高いままなんでしょうかね?
東京はオフィスビル過剰なんて結構騒がれていましたが、中堅ビルだけじゃなくて、あれだけのビルでも空きが出てくるとしたら、相当な地域(都市部内)格差があるんじゃないか?と。
サンシャインとかランドマークとかってどうなんでしょうね。それから新宿西口周辺も。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっと怖い話。食の偽装・・・なんとここまで

2007年10月19日 | 本の紹介(ビジネス)
ここまで書いてしまっていいのだろうか?と業界の外側からみても、かなり突っ込んだことが書いてあるのがわかるような内容です。老舗旅館の話とか、もう聞いてられない。私自身、あちこちでだまされたんだろうなぁ。
思い出してみて、外食した後に、胃に不快感があって体調壊すことが年に何度かあるんですが。。。特に、もともと体調が悪かったときとかじゃないのですよ。普通にしてたはずなのに、食べてからちょっとして、ゲップがでまくって胃がきもちわるくなって、たいてい便秘になってしまう。
まぁ、そういう時って、食事しながらもなんか味が変だなぁ、とか思っているわけです。過去にも記事にしたかもしれませんが、なんでもレストランのハンバーグとか、なんでもレストランのシャケ定食とかの鮭。ぱさぱさして味がしないなぁ、なんて思ってはいましたが。。。なるほど、単に古いだけじゃなくて、そもそも食材が偽装ものなんですね。
前、ハンバーグで気持ち悪くなったのは、今思えばミートホープだったんだろうと(他の会社かもしれませんが)。
そういえば、赤福が話題になっていますが、ここも製造日の不正があっただけじゃなくて、原材料表示をごまかしていたようですね。もともと、原価は安い商品なんだろうなぁ、とは思っていましたが、作り置きの冷凍物となれば、更に安くできたのでしょう。
地元では、さほど厳しい声が聞かれない、なんてことも言われていますが、優良企業(=税金たくさんはらっている)ということで、みんなで隠していたってことなんでしょうか?
この本は、赤福の話こそ出てきませんが、回転寿司とか結構すごい話が出てきます。代用魚なんかは、材料名を表示してくれればそれで良いと思うのですけれどね。フードマイルなんて言われても、個人的には、新たな食材を食べている!と言う方が面白くて♪
○○産のナイルパーチのムニエル、なんて普通食べたことないはず。でも食べているわけでしょ。そんなのは、正直に出してもらっても全くかまわないと思うのですけれど。(というか、その方が、食欲がそそられる)
一方、牛肉に鳥や豚、カンガルー、猪豚などが混ざっているという話は、別の問題がありそうですね。アレルギー表示がやかましい時代ですが、これも適切な原材料表示があるからこそ、限られた品目のアレルギー表示で済まされているはず。原材料に嘘があったら、アレルギーだっていろいろ問題あるはず。

ただ、一方で気になるのは、適正な商品を仕入れて商売している飲食店、スーパーだってあるということ。そうしたお店までもが、一部の偽装店舗のために、不利益を被っているということについては、もっともっと追及していかなければならないのじゃないか?と思います。正直者が損をして、かつ、社会にも貢献できない、なんてやっぱおかしいと思いますもの。


鯛という名のマンボウ アナゴという名のウミヘビ 食品偽装の最前線――魚・肉・野菜・米 (晋遊舎ブラック新書 3)
吾妻 博勝
晋遊舎

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする