企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

フサイチの馬主は、ただ者じゃないですね。。

2007年10月10日 | 本の紹介(ビジネス)
他の著書も以前紹介したことが会ったと思いますが、このリーダーシップ本、なかなかの出来上がりではないでしょうか?見た目と豪快さで、キワモノ扱いされそうな人ですが、人の使い方、そして戦略家としては、本当にすごい人なんだろうなぁ、と思います。
リーダーはどうあるべきという話(そんなにたくさんはないけれど)についても、肯きながら読みましたが、彼のようにしっかりと稼いだ人がお金を豪快に使うことについて、明確に記してあったのは納得でした。
所得格差よりも資産格差・・このブログでも何度かそういう話を取り上げていますが、資産のある人が使わないから、フロー経済が弱くなってしまう。だから更に格差が助長されるということ。。資産税みたいなのを、やっぱりやるべきなのかもしれませんね。
本書は、そんなに分厚くないし、全部を読むことも、そう苦ではないと思います。ただ、3章だけは、自伝的で、読み物的。1章・2章あたりはノウハウ本としても読めます。4章・5章が、著者からのメッセージであり、最悪、4,5章を立ち読みでも。
わたしにとっては、内容もそうですし価値はあったと思いますが、薄さからするとちょっと高いかもしれませんね、価格が。一冊一冊のコストは、たいていの読者にとっては数百円の差なんでしょうが、たくさん読み始めると結構な額になる。
大富豪らしく、大盤振る舞い・・なんてできなかったかなぁ♪と。いい本なんだし、読者が社会を変えていく!と考えたら、500円くらいの設定にして(笑) ただ売った書店には、著者から報奨金を出す。。みたいな。


豪快!リーダーシップ論 (ベスト新書 146)
関口 房朗
ベストセラーズ

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コメント
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