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杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン  シーズン1 1~4

2023年03月24日 | ドラマ
「ゲーム・オブ・スローンズ」のおよそ200年前を舞台に、七王国を統治するターガリエン家の内乱を描いた本シリーズ。息子 のいないヴィセーリス王が娘のレイニラを王位継承者に指名したことで、激震が走る王国。その後、新たに生まれた男児が後 継者争いに加わると、レイニラの"鉄の玉座"継承を阻止するべく暗躍する者たちが現れる。二つの派閥の陰謀が渦巻き、王国の未来が危ぶまれる中、ドラゴンによって栄えた一族の衰退の歴史が明かされる――。

1. ドラゴンの後継者
ドラゴンを操るターガリエン家がながらく支配するウェスタロス大陸。王ヴィセーリスの第二子の誕生を祝い、馬上槍試合が開催される。王女レイニラは久しぶりに赤の王城(レッド・キープ)に帰還した叔父のデイモンと再会する。

2. 王弟
踏み石(ステップストーンズ)諸島での“蟹餌作り”襲撃への対抗策を議論する小評議会。レイニラも意見するが取り合ってもらえない。一方、ヴィセーリスは王土安定のため再婚に頭を悩ませ、デイモンは不穏な動きをしていた。

3. 名を継ぐ者
長引く“蟹餌作り”との戦いに苦戦するデイモンとコアリーズ。王都ではヴィセーリス王の元に生まれた待望の男子エイゴンの2歳の命名日の祝宴が開かれる。レイニラは縁談を持ちかけられ、結婚という現実に直面する。

4. 狭い海(ナロー・シー)の王
求婚者たちとの謁見中に不満を募らせたレイニラは、ウェスタロス大陸を巡る旅を早々に切り上げ王都へ。踏み石(ステップストーンズ)諸島で勝利をあげて王都に帰還したデイモンは、王女をシルク通りの娼館へと誘う。

CAST&STAFF
ヴィセーリス・ターガリエン1世:パディ・コンシダイン
デイモン・ターガリエン王子:マット・スミス
アリセント・ハイタワー:オリビア・クック
レイニラ・ターガリエン:エマ・ダーシー
サー・クリストン・コール:ファビエン・フランケル
オットー・ハイタワー:リス・エヴァンス
コアリーズ・ヴェラリオン:スティーブ・トゥーサント
レイニス・ターガリエン王女:イブ・ベスト
ミサリア:ソノヤ・ミズノ

原作の『炎と血 Ⅰ(氷と炎の歌)』は、ターガリエン家のウェスタロス治世の歴史書ですが、ドラマではジェヘリアーズ一世王の孫であるヴィセーリス王の時代から描かれています。今回は4話まで観ました。

男子が優先され女性は子供を産み家を繁栄させるため政略結婚の道具として扱われるのは変わらないのですが、ドラマは女性であるレイニラ王女に焦点が当てられていて共感を呼ぶ作りになっています。

レイニラは女だというだけで、父王や周囲からも軽んじられることに苛立ちを覚えています。叔父のデイモンに対しては密やかな恋慕の情もあるように見えます。二人の関係はある意味王位継承者の資格がありながらも認められない不満を抱えている同志のようなものかもしれません。

ドラマでは、レイニラとアリセントは親友として描かれています。この後、二人は王位を巡って争うことになるはずですが、ここまでのエピソードではアリセントは父で王の手の命を受けてヴィセーリスに近づき王妃となり息子を産みます。彼女が王に対して純粋な愛情を持っているようには見えないのは、4話で描かれる夜の行為のエピソードからも明らかです。デイモンに夜の町に連れ出され娼館での光景に触発されたレイニラがサー・クリストンを誘惑して床入りするシーンと対比させることで、より際立ってもいました。

デイモンのキャラもドラマの方がより人間的に描かれています。
ミサリアとの関係などもそうですが、どちらかというとティリオンに近い印象を持ちました。

ドラゴンはまだ3頭しか登場していませんが、迫力に圧倒されます。
この時代には10頭ほどが登場するのでこれからがより楽しみになってきました。

原作の感想は2022年12月1日 https://blog.goo.ne.jp/anzu0609/e/ab035fbec54cf934afa8ab066ecc5f8d

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