
2016年9月9日公開 127分 アメリカ
神と人間が共存し、「生命の神」オシリス王の統治により繁栄を誇っていた古代エジプト。息子の天空の神ホルス(ニコライ・コスター=ワルドー)の戴冠式の日、オシリス王の弟・砂漠の神セト(ジェラルド・バトラー)が王を謀殺し、ホルスの両眼と王座を奪う。セトの絶対的支配に苦しむ中、セトに恋人ザヤ(コートニー・イートン)を奴隷として奪われた盗賊の青年ベック(ブレントン・スウェイツ)は、王の力を司る「神の眼」を盗み出しホルスに助けを求めて、彼と組み、宇宙を司る太陽神ラー=ホルスの祖父(ジェフリー・ラッシュ)の助言を受けながら困難に立ち向かっていく。
地元の上映では字幕版がなく、「吹替か~~」と内心不安ながらも内容は好みなので劇場鑑賞しましたが・・あれ?意外と合ってるよ、キャラと声
吹替の日本語が、今時の若者が言いそうなセリフに置き換えられているのが良かったのかな
ちなみに、ベック(玉森裕太)、ザヤ(永野芽郁)、セト(小山力也)
アトラクション要素も満載。ミッションは
・侵入不可能な神殿の宝物庫から「神の眼」を奪い王子ホルスを仲間にする
・太陽の絶壁を制覇し、太陽神ラーから「創造の水」を手に入れる
・扉のない「動くピラミッド」に入り、セトの炎を消す
・知恵の神トトを仲間につけ、「スフィンクスの謎」を解く
飛び出す刃や炎のトラップ、牙をむいて襲いかかってくる巨大な蛇や伝説の神獣スフィンクスが次々と立ち塞がりハラハラドキドキの娯楽作は子供も楽しめます。
かなり行き当たりばったりなベックの行動がいかにも未熟な当世若者然としています
ホルスはというと、これもまだ王座に就くには経験不足な傲慢さが散見。まあ何しろ神なので人間なんて使用人くらいの感覚なのよね
それがベックと旅するうちに、自分の傲慢さに気付き、王に相応しい人格を養っていくわけです。この二人のバディものとして観てもいいでしょう。
愛の女神ハトホル(エロディ・ユン)は一見悪女風(峰不二子風)ですが、実は真に愛しているホルスを救うための演技です。彼女の相手を従わせる能力は、愛する者がいる相手には通じないというのがミソ。西の女王の異名を持つ彼女は死の国の門を司る女神でもあります。ベックの恋人が殺されたあと、生き返らせるという嘘を付いてベックに協力させているホルスに心を痛め、せめてよりよい来世のために自らを守る腕輪をベックに与えて死者の世界の魔物に囚われてしまうあたりは切ない女ごころと女神の矜持を感じさせてくれます。
神と人間サイズが一回り違って描かれ(神の方が大きい)区別されています。
大蛇(ツチノコにも見えるのがちょっと可笑しかった)を操るセトの側の女神たち(アスタルテとアナト)との戦いはインディ・ジョーンズっぽい作りでユーモラスでした。
太陽神ラーの宇宙船は神秘的に描かれ、夜ごと繰り広げられる魔との戦いは果てがありません。
彼が二人の息子に課した試練は相当不公平に思えるんですが・・・。
荒れた砂漠の試練を超えたらラーの跡を継いで魔物と戦えなんて、これじゃ永遠に報われない気が
セトの怒りや不満も尤もだと思ってしまうぞ
(それにしてもジェリーも二番手を演じる年になったのねぇ
)洋画の世界も世代交代が着々と進んでいるのですね。
冒頭のナレーションが年を経たベックなので、物語の結末も推して知るべしなのですが、二組のカップルもめでたく・・・なんですね
たぶん・・
神と人間が共存し、「生命の神」オシリス王の統治により繁栄を誇っていた古代エジプト。息子の天空の神ホルス(ニコライ・コスター=ワルドー)の戴冠式の日、オシリス王の弟・砂漠の神セト(ジェラルド・バトラー)が王を謀殺し、ホルスの両眼と王座を奪う。セトの絶対的支配に苦しむ中、セトに恋人ザヤ(コートニー・イートン)を奴隷として奪われた盗賊の青年ベック(ブレントン・スウェイツ)は、王の力を司る「神の眼」を盗み出しホルスに助けを求めて、彼と組み、宇宙を司る太陽神ラー=ホルスの祖父(ジェフリー・ラッシュ)の助言を受けながら困難に立ち向かっていく。
地元の上映では字幕版がなく、「吹替か~~」と内心不安ながらも内容は好みなので劇場鑑賞しましたが・・あれ?意外と合ってるよ、キャラと声

吹替の日本語が、今時の若者が言いそうなセリフに置き換えられているのが良かったのかな

ちなみに、ベック(玉森裕太)、ザヤ(永野芽郁)、セト(小山力也)
アトラクション要素も満載。ミッションは
・侵入不可能な神殿の宝物庫から「神の眼」を奪い王子ホルスを仲間にする
・太陽の絶壁を制覇し、太陽神ラーから「創造の水」を手に入れる
・扉のない「動くピラミッド」に入り、セトの炎を消す
・知恵の神トトを仲間につけ、「スフィンクスの謎」を解く
飛び出す刃や炎のトラップ、牙をむいて襲いかかってくる巨大な蛇や伝説の神獣スフィンクスが次々と立ち塞がりハラハラドキドキの娯楽作は子供も楽しめます。
かなり行き当たりばったりなベックの行動がいかにも未熟な当世若者然としています

ホルスはというと、これもまだ王座に就くには経験不足な傲慢さが散見。まあ何しろ神なので人間なんて使用人くらいの感覚なのよね

愛の女神ハトホル(エロディ・ユン)は一見悪女風(峰不二子風)ですが、実は真に愛しているホルスを救うための演技です。彼女の相手を従わせる能力は、愛する者がいる相手には通じないというのがミソ。西の女王の異名を持つ彼女は死の国の門を司る女神でもあります。ベックの恋人が殺されたあと、生き返らせるという嘘を付いてベックに協力させているホルスに心を痛め、せめてよりよい来世のために自らを守る腕輪をベックに与えて死者の世界の魔物に囚われてしまうあたりは切ない女ごころと女神の矜持を感じさせてくれます。
神と人間サイズが一回り違って描かれ(神の方が大きい)区別されています。
大蛇(ツチノコにも見えるのがちょっと可笑しかった)を操るセトの側の女神たち(アスタルテとアナト)との戦いはインディ・ジョーンズっぽい作りでユーモラスでした。
太陽神ラーの宇宙船は神秘的に描かれ、夜ごと繰り広げられる魔との戦いは果てがありません。
彼が二人の息子に課した試練は相当不公平に思えるんですが・・・。
荒れた砂漠の試練を超えたらラーの跡を継いで魔物と戦えなんて、これじゃ永遠に報われない気が



冒頭のナレーションが年を経たベックなので、物語の結末も推して知るべしなのですが、二組のカップルもめでたく・・・なんですね

