杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

生きうつしのプリマ

2017年05月20日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2016年7月16日公開 ドイツ 101分

「話があるんだ」と思いつめた声で父(マティアス・ハービッヒ)から呼び出されたゾフィ(カッチャ・リーマン)は、ネットのニュースを見せられて唖然とする。そこには、1年前に亡くなった最愛の母エヴェリンに生き写しの女性が映っていた。彼女の名はカタリーナ(バルバラ・スコヴァ)、メトロポリタン・オペラで歌う著名なプリマドンナで、同じ歌手でもドイツの名もないクラブをクビになったばかりのゾフィとは住む世界の違うスターだ。父はどうしても彼女のことが知りたいと、ゾフィを強引にニューヨークへと送り出す。気まぐれでミステリアスなカタリーナに振り回されながら、彼女と母の関係を探るゾフィ。どうやら母には、家族の知らないもう一つの顔があったらしい──(公式HPより)

 

ドイツとニューヨークが舞台。 スコヴァは秘密を抱えたカタリーナとエヴェリンの一人二役を演じていますが、老け顔なので、初め、ゾフィと同年代の女性には見えなかったぞ 

何より父の強引さが鼻につくんですね~ 愛し合っていた筈の亡き妻に「復讐される」と言ったり、兄のラルフ(グンナール・モーラー)と絶縁状態だったりは後から伏線だったのだと気付かされるのですが (ちなみに母の墓に供えられる花束の送り主はラルフだったのね~)

父のたっての願いで母と瓜二つのカタリーナを訪ねたゾフィですが、知らないとにべもありません。そこでカタリーナの母ローザ(カリン・ドール)に会いに行き、エヴェリンの写真を見せると記憶を失くしている彼女が母を知っている様子。カタリーナの元カレのフィリップ(ロバート・ジーリゲル)の協力を取り付けて調べていくと、どうやらカタリーナは自分の姉らしいカタリーナの方もローザが実母ではないと薄々は気付いていたようで、では父親は誰?と、気になるのは当然 著名な振付師?・・違った・・ではでは・・・

秘密は暴かれてみれば、兄弟がエヴェリンを取り合った三角関係 父と伯父の不仲もこれが原因。しかも母は父に内緒でラルフとの子供であるカタリーナを出産し、親友のローザに育てて貰っていたのです。う~~ん・・・エヴェリンの気持ちがわからん 愛してたのは結局どちらだったの?

ともあれ、母の秘密が明らかになったことで、姉妹がめぐり逢えて、ゾフィが新しい恋を見つけられたことは良かったのではないかしら 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする