アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2017-03-22 15:20:32 | 絵本
「わたしのせいじゃない―せきにんについて―」(2分半)
レイフ・クリスチャンソン:文
にもんじまさあき:訳
ディック・ステンベリ:絵
岩崎書店:発行
2017.2第1刷(1800円)

スウェーデン生まれの ちいさな絵本シリーズ全15冊の中の1冊。

広い意味での「人間の生き方」を扱い、日常の、ふとしたきっかけから深い思索を誘うタイプの内容です。
このシリーズの背景にはスウェーデンの学校で行われている「オリエンテーリング科」という教科があります。
人間の生き方を模索しながら、同時に社会のさまざまな問題にも目を向け、友情、孤独、幸福といった人間関係の大切なテーマが扱われています。
『わたしのせいじゃない』は、このシリーズの中でもやや特異なシリアスな内容を備えています。
いじめの状況と、その責任のなすりあいが描かれ、後半の写真は多くのことを語りかけてきます。
(訳者あとがきより)

身近な問題から一転して、大きな問題を投げかけられる、そんな写真の数々。