アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2016-12-16 23:42:16 | 絵本
「みずいろのこびん」(7分半)
わだことみ:作
大井淳子:絵
岩崎書店:発行
2000.6第1刷(1300円)

誰もが持っているかも知れない、心の中にあるみずいろのこびん。
お母さんや友だちに嫌われたくなくて、自分の気持ちをこびんに押し込める。
そして、寂しさを紛らわしたくて、辛い気持ちを忘れたくて、ぼくは食べ続けた。

誰もが主人公の「ようちゃん」のように、心の中に『みずいろのこびん』を持っています。
思っていることがなかなか言えなかったり、自分が他の人にどんな風に思われているかが、すごく気になってしまうことはありませんか?
相手の心を先に読み取って、それに合わせて自分を作り上げ、本当の感情を消して作り笑顔をしてしまう、そんなことってありませんか?
(紹介文&あとがきより)

この絵本の「ようちゃん」のように過食症までになることはなかったけれど、私自身も感受性が強いほうだ。
相手の表情で心の中を一瞬で読み取ってしまうこともある。
その一瞬って、気づいて幸いなこともたまーにあるけれど、大体は気づかない方が幸せだったりする。
それでも年をとった分だけ、気付かないフリができるように成長したかも・・・と思ったりもする(^^;
だけど、このみずいろのこびんは誰でも持っているよね。
大きさが違うだけで・・・。