子育てもそうです。
教育もそうです。
そして、仕事だってそうです。
人を動かすには二つの動かし方があります。
良い所を見つけてそこから入る方法と
悪い所を見つけてそこから入る方法です。
どちらもちょっと目には同じような効果を持っているように見えるかもしれませんが、
実は大きな違いがあります。
仕事の世界で考えてみましょうか。
「何もたもたやってるの!全くもう、そんなこともわからないの?
もうやらなくていいからあっちの仕事をやってちょうだい。」
(まったくもう、、、」と舌打ちでも入れば完璧(笑)。)
「そんなことして失敗でもしたら、あなた責任とれるわけ?」
と吊りあっがった目で怒鳴られても人は動きますし
「ご苦労様、それはもう大丈夫だからあちらの仕事をお願いできる?
あなたならうまくやれそうだから頼むわね。」
「やりたいようにやってみて。何かあったら私が責任をとるから。」
と穏やかに言われても人は動きます。
けれども、どちらが「あっちの仕事」「あちらの仕事」をより良くできるでしょう。
人を委縮させて動かすのと、人に自信を持たせて動かすのでは、どちらが成果を期待できるでしょう。
この何日かで見聞き体験したできごとと、これまでの長きにわたる仕事人生でのいくつもの経験から、良いリーダー、悪いリーダーについて考えてみました。
1. おおかたの人は良い所も悪い所も合わせ持っています。良い所を見つけることができるのが良いリーダーです。
2. 情報やノウハウを一人で抱え込んでしまうのは悪いリーダーです。
3. スタッフに指示を与える時に、よけいな言葉を言いすぎるのも悪いリーダーです。
4. 他のスタッフがいる前で相手の欠点を指摘するのは悪いリーダーです。
逆に、みんなの前で長所を褒めるのは良いリーダーです。
5. 良いリーダーは否定から入り肯定で終わり、悪いリーダーは肯定から入り否定で終わります。たとえば「Aさんは時間はかかるけれど手堅い仕事をする。」と「Aさんは手堅い仕事をするけれど時間がかかる。」のどちらが良いリーダーでしょう。
まだまだありますけれど
今回はひとまず終わりにしましょうね。
確実に言えることは
一見同じように働いているように見えても
往々にして
良いリーダーのもとでは士気が上がり良い結果になり
悪いリーダーのもとでは士気が下がり後味の悪い結果になります。
さらにはそれらが循環をし
良いリーダーはますます良いスタッフに恵まれ
良い成果をもたらします。
が、良いリーダーはそれが決して「自分の成果」だなどとは言いません。
冒頭の写真は1週間前の歌舞伎座屋上庭園です。
春が進んで、今はまた趣を変えているのでしょうね。
ライフスタイル ブログランキングへ
海外旅行 ブログランキングへ