望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ話・劇場編・・・ゴミ・・・じゃないんだけど

2013-09-24 00:42:18 | 舞台・ウラ話

いつも、思わず「ゴミ」と呼んじゃって、
いやいや違った、と言い直してました。

だってね、これ、
ゴミにしか見えないでしょ?



ピカピカに磨き上げて、


そのあとで、これだけ散らかすって、
なんか無力感に苛まれそうですが、

でも、ゴミじゃないんです。

だけど・・・、
小道具、とも呼びにくいけど 

オープニングの床には、
いろんなものが散らかっていました。



衣類だけでなく、

ビートルズのレコードジャケット、
ちょっと堅い感じの本、

カバン、辞書、アルバム、
なぜか、マッコリの空ビン(笑)

全員で持ち寄って、主宰が選んだもの。


稽古場のときには、
「何でもいいから3個、持ってくる」
ということで、

ぬいぐるみや、かわいい洋服のカタログ、
制汗剤のスプレーなど、

老人の家にあるワケないだろっ!
みたいなものも、いろいろあったんですが、

本番前に淘汰されて、
選ばれしものが、これらなのです。


これも、いろいろと散らかすルールがありまして、

転がるものはNG(客席にまで行くと大変)
踏んで危ないものは、基本NG。

この中での格闘シーンもあるので、
そのあたりには、
特に危険物を置かないように気をつけます。


でも、見たときに不自然じゃ困る。

なおかつ、
安全そうなものばかりじゃ、つまらない。


ということで、

ベルトやゴルフクラブなど、
ケガにつながるようなものは、

まず行くことのない、
舞台のヘリすれすれに置かれました。


いやぁ、もう、
稽古場では大変だったんですよ~。


ものを蹴とばして、演出席まで飛んでいくは 


「グシャッ」という音に、
今なんか踏んだぞっ!何を壊したっ?
とアセるは 


「あ~あ、半分以上、客席に落っこったね~

みたいなときもありました。
(稽古場の舞台は紐が張ってあるだけなので)


そんな、いろいろあっての、
選ばれしもの、なんですが、

ものが変わっても、変わらないのが、


  <これの片づけ!>


みんなでテンポよくセリフを回しながら、
絶対に、決まった時間までに、
全部を片付け終えねばならない!!

それに加えて、段取りがあり、人との絡みがあり、という、
まぁ、芝居ではよくある、シンドイ仕事ですが、

これもまた、
現場でセットができてからじゃないと、
実際のところはわからない。


ということで、
小屋入りして数回の稽古で、
なんとかやっつけた・・・んですが、


どうしても稽古場とは動きが変わりますし、
入れ物も、棚も、本物の方が手間がかかる!

まぁ、そりゃ当り前で、
稽古場では、長机の下に突っ込んで終わり~、
なーんて、やってたんですから。


といって、セリフのテンポは絶対に崩せません。

なので、
このシーンでは、みんな、
相当、緊張したようです。


たしか、ゲネでもまだ、
時間内に片付かず、

本来、優雅な動きしかしないはずのママが、
すごい勢いでモノを突っ込んだ、とか(笑)


でも、本番ではうまくいったようです。

ホントは、本番でのハプニングこそ、
ウラ話で面白いんですけどね。
このシーン、私出てないし(おいおい








人気ブログランキング
 ブログランキング参加中。
よろしければ、クリックを!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

参加中。よかったらクリックを!

人気ブログランキングへ