望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

「光垂れーる」思い出のウラ話・15

2022-04-30 14:13:48 | 舞台・ウラ話


<舞台裏へごあんなーい・その4>

さて、みんなが休んでいるときにも、
このカオスな場所で、

黙々と働いてくれるスタッフさんが大勢います。

これ、アマビエの髪ですね。

確かにこんがらがりそうだ~。

 

このカツラをつけて、
汗だくで踊るのも大変だけど、

それを毎回、ケアしてくれる人がいてこそ、
アマビエになれるんですね。

   *

そして、このカオスな廊下を通ると、
少し広めのスペースになります。
(写真撮り忘れた

 

ここには、
ギターやら、砂かけ婆のカツラやら、

すぐに必要な衣裳やら、

小道具やら、持ち道具やら、



神様の衣裳やら、

ウエディングドレス一式やら、

 

まぁ何やかやと、置いてあります。

 

そして、モニターテレビの位置もこちら。


演出家だけでなく、他の出演者も、

この回りに立って、よく見ています。


小屋に入るとだんだん、
裏での自分の動きが決まってきて、

 このシーンをやっているときは、
 ここにいてOKとか、

 このシーンになったら、
 そろそろスタンバイとか、

本番中の自分の、
居場所や流れが見えてくるんですね。

だから、ふとモニターを見て、

 あれ?
 このシーン、いつも見てないよね?

  ・・・となると、

「え? 私、ヤバい?」

と、かなりアセります。

 

はたまた、

モニター前で、
みんなを恐怖に陥れる「ひと言」

なんていうのもありまして・・・。

 

  <つづく>

 

 

 

 

 

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「光垂れーる」思い出のウラ話・14

2022-04-29 14:02:03 | 舞台・ウラ話


<舞台裏へごあんなーい・その3>

前の回で出した写真の隅っこに、
さりげなく写っていたパネル。


このパネルは、稽古場の頃から大活躍でした。



そして本番でも、縦横無尽に動いていましたが、

舞台から、狭いソデに入った途端、
一気に移動が大変になります。

置く時も場所を取るので、とてもお行儀よく、
きちんと並べられています。


あ、ついでに、ぬりかべの「休憩」の板もね。

これは置き場所だけでなく、
これをつけての移動がとても大変で、

いつもスタッフさんが両脇について、
よいしょよいしょの大移動でした。

   *

そして、このソデを右に曲がると・・・、

 

  カオスじゃ~~~。

 

たぶん、昼と夜の間で、
一番散らかってる時間帯ですね。
(私が写真撮れるのも、その時だけなので)

でも、そういう問題だけでなく、

今回はオバケの衣装など、
やたらとかさばるものが多かったので、

どうしても裏が大変な状態になりました。


ちなみに、
この廊下の右側が舞台の正面になります。

そうなんです。

紀伊國屋ホールって意外に裏は狭いんです。

この狭いソデを、
早替えの人たちがダッシュで通り抜けます。

ほぼ一方通行なので、
急ぐ人が絶対優先。

登美子と千可子が走り抜けたら、
こっちが通る、みたいな順番が、

自然に出来上がっていきます。



といっても、どこの公演でもそうなのですが、

こういうことが、

<最初からスムーズに進むか>

っていうと、そうではないんですね~。


ゲネプロのころだと、
まだちゃんと把握できないんです。

というのも、

舞台上の芝居の動線は、稽古場のときから、
しっかり決まっていますが、

<稽古場に「舞台裏」はありません>

つまり、現場に入ってみないことにゃ、
まるっきりわからない!

え?稽古場ではあっちに行ってたよね?
本番はここ通るんだ!

みたいなことが当然おきて、


あっちこっちで、
交通渋滞や迷惑走行が多発します。

それがスムーズに流れるのが、

だいたい2日目ぐらい、かな。

ま、試運転の期間は必要ですからね

 

   <つづく>

 

 

 

 

 

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「光垂れーる」思い出のウラ話・13

2022-04-27 23:34:13 | 舞台・ウラ話


<舞台裏へごあんなーい・その2>

 
下手の小道具置き場に、
チラッと見えるウニの桶!

 

アップにすると、こんな感じ。

アルコールのポンプが邪魔だけど(笑)

 

花道から明美が、

「こんなにたくさんウニが獲れたの~」

と抱えてくる桶です。

 

中のウニは、何となく見える程度かな。

 

でもね、このウニ!

丸いボール状のものに、
ウニのトゲトゲを1本ずつ(!)
突き刺していって完成させたんです。

サブキャストのみんなも一緒に、
1本ずつ、ぷしゅぷしゅと・・・。

結局何個作ったんだろう。

というか、ウニ1個にいったい何本、
突き刺したんだろう?

 
みんなで1ヶ所に輪になって、
ひたすら突き刺している姿が内職みたいで、
ものすごく印象に残っています。

 
そういえば、このウニを、
明美が社に投げ入れてましたけど、

こういう「決まった場所に投げる」
みたいな芝居って、
けっこう緊張するんですよ~。

このシーンだって、絶対に社の中に入らないと、
寝太郎に突き刺さらない(笑)


もちろん、入らなかったらどうするか、みたいな、
ハプニングに対する「危機管理」は、
ちゃんと決まってたでしょうけど。

 
昔、私が野球のボールを投げて、みんなが、

「おおっ、直球ど真ん中!」
と言うシーンがあって。


これがもうホントに、毎回、
ちょっとないほどの緊張で、

投げるシーンを見るたびに、思い出します

 

   *

 

さてさて、そんな小道具置き場から、

目を少し向こうにやると、

 

はい。下手の袖がずらっと見えました。

 

12345と床にナンバリングが見えますね。

舞台のソデの番号です。

 

この通路を、反対側から見ると、こんな感じ。

右側のロープの数が半端ない!

 

このロープは後でご説明するとして、

休憩中にこんな練習をしている人も。

 

そういえば、音が出るものの練習場所って、

意外にないんですよね。

 

  <つづく>

 

 

 

 
 

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「光垂れーる」思い出のウラ話・12

2022-04-26 16:45:30 | 舞台・ウラ話


<舞台裏へごあんなーい・その1>


あっちに行ったり、こっちに行ったり、
迷走しまくった「稽古場編」でしたが、

今度は、舞台裏をご案内いたします!

 
まずスタートはこちらから。

ロビーの階段を上がって、ご存じ、劇場の廊下。


右手に見えるドアは、
お客様が出入りされる客席のドアです。 


そして、その正面に、もうひとつ、
出入り口が見えますね。

 

ここが、いつもはカーテンで閉め切られている、
舞台裏への通路です。

近くに行ってみると、こんな感じ。


 

ここからが「舞台裏」です。

一気にゴチャっとしてきます(笑)

 
早替えをする場所がなかったり、
時間がなかったりしたときに、

このスペースで着替える人もいます。

 

そして階段を上って、右側をふと覗いてみると、

 

花道でございます~。

花道から出る役者は、こんな風景を見ながら、
スタンバイしています。
 

舞台センターにいるスタッフさんが、
持っているのは、
「光垂れ~る」の幕のようです。


オープニングが終わって、

暗転中にきれいに幕が垂れて、

 
次には引っ張れば落ちるように、
セットしているんですね。

 

そして花道の出入り口から数歩進むと、

こんな場所が。


場所的には花道の裏側になります。

 下手の小道具置き場です。
右端に見える緑の布はアマビエの衣裳かな。

 
そして、一番奥まった所に、
小さな液晶画面が見えるでしょうか。

今回はここが舞台監督さんの定位置でした。

舞台監督さんは、ここでモニターを見ながら、

各スタッフさん達に,
「はい、もうすぐ神様入りまーす」
みたいな、きっかけの指示を出しつつ、

裏を走り回ってセットチェンジを手伝い、

またここで指示を出し、

と、休みなく働き続けます。

 

あ、ここからすこーしだけ、ウニの桶が見えますね!

また地味な小道具が気になり始める~(笑)

 

 <つづく>

 

 

 

 

 

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「光垂れーる」思い出のウラ話・11

2022-04-25 21:04:48 | 舞台・ウラ話

 

<稽古場風景・その8>

あの楽しいオバケたちの中に、
予想外に怖いオバケが・・・。

 それは・・・、

と、思わせぶりなところで、2日も間が空きました

ごめんなさーい。

 

はい、答えを書きますと、

どうしても怖かったオバケは、

ろくろ首はろくろ首でも、

 

稽古場に立て掛けてあったこれ!


これがマジで怖かった・・・。

あの顔、本番の時もついてたのかなぁ。

いや、確かに、やっているご本人の顔なんだけど。

写真だって、いつもの三上さんなんだけど。

 

ビミョーな立体感で、不思議な怖さが



稽古場ではできるだけ、

目を合わさないようにしていました(笑)

 

 

ということで、これで稽古場編は終わりますが、

もうひとつ、個人的な思い出話がありました。


稽古場が、小さい部屋から大きい部屋へ変わった日、

私、その前日まで使ってた方の部屋に、
行っちゃったんですよね。

堂々と入っていって、


「おはよーございまーす!」

   ・・・ん?

     ・・・知ってる顔が、い、な、い?

 

ってところで、はっと気がついて、

「失礼しました!間違えました

とあわてて帰りかけた時、

 

「あっ、望子さーん!」という声が。

笑顔で駆け寄って来てくれた女性・・・、

えっとぉ、マスクだとわからない

 

「お久しぶりです。ズッキュンの藤吉みわです」

 

うわーーー、ごめんなさい!

あんなにお世話になったのに、
マスクで気がつかなかったなんて。

なんと、以前お世話になった、
劇団ズッキュン娘主宰のみわさんでした。


何年振りだろう。
お互い稽古の前で、ゆっくり話はできなかったけど、

こんな厳しい状況の中でも、
「稽古場で会えた」ってことがうれしくて。
エールを交換して部屋を出ました。

あー、みんな頑張ってるんだな~。

うん。ちょっと胸が一杯になっちゃったな~。



ん? ズッキュンさん、ってことは、

あっちにはAK○ちゃんが何人もいた?

 

で、そんな中に私が入っていって、

堂々と悪目立ちしまくった???


うわ、恥ずかしーー

 

 <つづく>

 



 

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御守り3つ

2022-04-24 19:04:01 | 演劇・舞台・小劇場


雨の奈良、秋篠寺。

日本に現存する唯一の伎芸天に、
50年ぶりに再会してきた。

伎芸天は芸事の神様。
またお守りを買った。



50年前のお守りと、
13年前に娘が買ってきてくれたお守り。
そして今回のお守り。


ささやかな人生の中の、ささやかな足跡。

ささやかであっても、ずっと思い続けた50年

 

 

 

 

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「光垂れーる」思い出のウラ話・10

2022-04-22 11:07:26 | 舞台・ウラ話


<稽古場風景・その7>

――オバケ<before→after>つづきのつづき――

昨日、
オバケたちが出番を終えて、
楽屋に戻ってきた写真を載せて、

完成品のオバケを見られるのは、
このときしかない、と書きました。


そうなんです。

なぜならば・・・、

本番以外でのオバケたちの稽古は・・・、



全員ジャージ!


「まさか!」みたいな衣裳がらみの問題は、
すでにクリアされていて、

振りや、立ち位置の確認が目的になるので、

衣裳はつけません。

どの公演でも、本番前の稽古は、
衣裳なしが基本です。

 

でも写真に撮ってみると、

ジャージでの百鬼夜行は、何が何やら(笑)


・・・って、なぜお前だけ、気楽に写真を撮ってるんだ?

と思われるでしょうが、実は、唯一、私だけ、
あのシーンに出ていなかったんです。

他の人たちは、自分の出演シーンが終わるや否や、
早替えの場所に走り込んで、それぞれのオバケに変身。

汗だくになって踊って、という重労働!


そりゃね、見てると一瞬やりたくなったし、

三上さんにも、
「望子さんも(時間的に)出られるでしょ」
って言われたんですが、


でも、オバケたちが出てくる寸前まで、
あの布団のシーンに出てるんですよ~。


あそこから、また早替えでオバケになるのは、
そりゃ厳しすぎるでしょ~。

「あれ? 攻めの望子が、守りに入ってます?」
とも言われたけど、

もちろん、思いっきり守りに入りますとも!

そうじゃなくても一杯いっぱいだったんだから



ところで・・・、

あの楽しいオバケたちの中に、

予想外に怖いオバケがね、いたんです。

 

これは渡辺さんが制作中のろくろ首。



でも、これは怖くない。

 

これは劇場での三上さんのろくろ首。

これも別に怖くない。

 

 

じゃぁ、なにが怖かったか、というと・・・。

 

  <つづく>

 

 

 

 

 

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「光垂れーる」思い出のウラ話・9

2022-04-21 13:21:34 | 舞台・ウラ話

 

<稽古場風景・その6>


――オバケ<before→after>つづき――

こういう特殊な衣裳は、
「まさか!」みたいなことがおきたりする、

と書きましたが、


ジャージでやっていたのではわからない、

「まさか!」がたくさんあるんです。

 

<視界が違う>

かぶり物によっては、横がまるっきり見えないことも。

足元が見えなかったりして、危険と判断されたら、
そこで衣裳の直しも入ります。

<可動域が違う>

手が上げられなかったり、小股でしか歩けなかったり。

これまでの振り付けがまったくできず、
さてどうする?ってこともあります。

<自分の大きさと違う>

ぬりかべや鯉のぼりのように、

自分の体よりはるかに大きいものを着ていると、
感覚がなかなかわかりにくいのです。



そして・・・、

こんな、いろいろなプロセスを経ての、
劇場での姿。

踊り終えて汗だくで戻ってきて、
衣裳を取りかけている途中にカメラを向けたのに、
いやな顔もせず対応してくれました

ヘンなところ撮っちゃってゴメンね!



ちなみに、

あんなに沢山のオバケがいたのに、
写真にはほとんど撮れてない

というのは、

オバケは着替えが大変なため、

稽古場でも、劇場でも、

使えるスペースは全部使って、
あっちこっちで着替えていたんですね。

だから私の近くで着替えているオバケしか、
撮ることができなかったんです。

 

何といっても、
早替えの現場の凄まじさってのは、
もう、大変なものですから、

いくら私が厚かましくても、
のこのこ撮りには行けません。

 

そして、完成品のオバケを見られるのは、

本番の、このときしかないんです。

 

というのも、本番以外は・・・。

 

  <つづく>

 

 

 

 

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「光垂れーる」思い出のウラ話・8

2022-04-20 10:31:11 | 舞台・ウラ話



<稽古場風景・その5>


――オバケ<before→after>――

衣裳合わせの横に、ちらっとオバケたちの姿が。

このオバケたちも、
少しずつ完成品が増えていきました。


ということで、

なんとなくの、オバケ<before→after>写真です!

 

 

鯉のぼりのフィッティング(?)

奥の方には、まだ一部分だけの天狗とねずみ男。
左のエンジ色Tシャツの彼は、カッパの甲羅を抱えています。

渡辺さんは自分の役の衣裳合わせと並行して、

オバケたちの衣裳合わせも。

 

で・・・、
とりあえず、こんな感じで・・・の図。

マスクとのバランスがなんとも(笑)

背が高いので、本番では、
舞台袖の移動が大変そうでした。


ちなみに、右側の人は演出助手の近藤さん。
キャスト全員、ほんっとにお世話になりました。

 

 

個人的に結構お気に入りの、
ぬりかべbefore。

普通に段ボールだし(笑)

 

マグロと、ツノだけ鬼たち。

何となく雰囲気はできてる3人。

 

 

これは振り付け中ですね。

 

衣裳があったりなかったり。

でも、かなり雰囲気は出ています。

ちなみに、右端の茶色のとんがり帽子は、
唐傘オバケのてっぺんだけ(中は瑞穂・橘律花ちゃん)

それぞれビミョーないでたちですが、
半分しかなくても、つけられるものは、
できるだけつけて踊ります。

こういう特殊な衣裳は、

早めに衣裳をつけて動いておかないと、

「まさか!」

みたいなことがおきたりするんです。

 

  <つづく>

 

 

 

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「光垂れーる」思い出のウラ話・7

2022-04-19 10:47:23 | 舞台・ウラ話


<稽古場風景・その4>

 

――台の変遷・つづき――

演出部のスタッフさんたちは、

開演前から終演後まで、休みなく、
プレッシャーのある仕事ばかりが続く。

 ・・・と書きましたが、

  その前に・・・、

 

こっちは「気がついたらできてたー」
と書いている道具も、

すべて、誰かが作っているんですよね。
当たり前だけど

 

これはまだ最初の頃でしょうが、
何を作ってたんだろう。



渡辺さんと舞台監督の大刀さん。

後ろには演出の三上さんもいますね。


――ベーさんの作品たち――

ちなみに、べーさんこと渡辺さんは、
劇団の美術担当。

マグロなど、オバケのコスチュームの多くも、
べーさんの作品です。



最初にお話ししたように、稽古場の隣の部屋が、

道具の作製や、制作さんの仕事用の部屋になっていて、

そのすき間を縫って、役者が自主練までするという、

ごった煮のような部屋だったんですが、

べーさんは自分の稽古が終ると、
すぐにその部屋で作業に入って、

私が帰り際にのぞいたときも、
いつもなにか作製中でした。

 

加えて、ロビーの応援旗も全部、渡辺さんの手作り。
(たぶん、ロビー全体のレイアウトも)

 

応援旗はそれぞれ1枚ずつ、
イメージを膨らませて作っていったのだそうで、

1枚に5時間くらいかかったのだとか。


それをあの枚数・・・た、大変だ・・・

 

あ、今回初めて紀伊國屋ホールに来た、
というお客様!

いつものロビーは、こんなんじゃありませんから!

次にいらした時に「何もないじゃん!」
とがっかりされませんように。

 

 

――衣裳合わせ――

そして、これは衣裳合わせの日ですね。



一番最初に、衣裳さんのざっくりしたプランがあり、

 

そこから細かい衣裳イメージが決められて、

次にこうやって実際に着てみる段階に入ります。

でも、これでも決まらないものも多くて、
あとは探したり作ったりという、
衣裳さんの苦労が続きます。

あ、衣裳合わせの横に、
チラッとオバケたちの姿も見えますね。

   <つづく>

 

 

 

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