望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

「カミサマ」ウラ話&ウラ写真・最後のご挨拶

2023-04-29 09:54:45 | 舞台・ウラ話

 

最後にホントにアホな話をバラしましたが、

長々と続けて参りました「カミサマ」ウラ話&ウラ写真、

これでお開きにしたいと思います。


いやーー、ちょっと長すぎた感じですねーー

でも、最後までお付き合いくださり、

まことに、まことに、ありがとうございました!




おかげさまで、今回の「カミサマの恋」は、

たくさんの出会いがあった、忘れられない作品になりました。

 

ひとつだけ、残念だったのは、

ことのはboxのお客様のほとんどが、

お馴染みキャストが集中した、向こうのチームをご覧になったという事。

こっちのチームも本当にいいものが作れたので、

観ていただきたかったんですけどね。

 
なーんて愚痴を言っても仕方がない!

そろそろ次の「アリス」の稽古も始まると思います。

「カミサマ」メンバーも、何人も出ています。

 

私は本番寸前なので、たぶん観られない・・・。

ものすごく残念です。

 

ちなみに私は、次回はこちらに参加いたします!

 

こちらの方では、カミサマとは180度違う、

かなりとんでもないキャラクターになりそうです。


また少しずつ、お知らせを書かせていただきますので、

こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

・・・ということで、



延々と続いたウラ話にずっとお付き合い下さった皆様。

本当にありがとうございました!!!

 

 

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「カミサマ」ウラ話&ウラ写真・劇場編⑫・初日開演5分前の悪夢

2023-04-27 16:49:08 | 舞台・ウラ話

 

開演5分前。

そでにスタンバイしながら、

ふと見た自分の姿に、血の気が引きました。

 

  一番大事な、

     カミサマの羽織を忘れてるーーーーっっ!!!

 

もう時間は開演3分前!!!!!

 

「私、白いの忘れたっ! 取ってくる!」


と小さい声で舞台監督さんに叫んで・・・


そこから4階分・・・、

階段を、

上がる!

上がる!

上がる!

上がる!

上がる!

上がる!

上がる!

上がったぁ~。



そのまま楽屋に飛び込んで、

楽屋のみんながびっくりしている顔を背に、
(そりゃそうだ。そろそろ舞台に出てる頃だもの)

また階段を降りた降りた降りた降りたーーー!

 

初日の緊張なんて、もうきれいさっぱり飛び散って、

唖然としている由紀と、苦笑している舞台監督さんとに謝った、

・・・のか、どうかも、

 全然覚えていませんが


とにかく羽織を着た途端に暗転になりました。

たぶん舞台監督さんがそれまで待っててくれたのでしょう。

でも開演時間は遅れずにすみましたーー

 

ありがたかったのは、スタートが由紀の祭文からだったこと。

最初に長ゼリでもあったら、完全に息が切れてました。

 


こんなこと、ありえないと思うでしょう?

でもね、私もう一回やってるんですよね。

いや、全然自慢にならんけど

ほんっとに自慢にならんけど 

 

それもね。普通の衣装なら、上に着るものを忘れても、

それはそれで何とかなります。

 

なのに、よりにもよって、

その人間のアイデンティティにかかわる衣装を忘れるって


前回も、忘れかけたのは、

「呪術師が、呪いをかけるときに着る打掛け」



この、羽織のバカでかいような打掛けをまとって、
舞を舞わなきゃいけないのに、これを忘れかけたんです。


ほんっとにもう、バカか?!

ありえんっ!!


今回は、この初日に配信の撮影もあったわけで。

もうもうもう、

考えれば考えるほど、背中を冷たいものが伝います

 

ちなみに、そのときの話はこちらに書いております。

いやぁ、本当に、よく無事にここまでやってこれたなぁ

昔のウラ話、再放送・・・役者人生最大のポカ!(その1)
昔のウラ話、再放送・・・役者人生最大のポカ!(その2)
昔のウラ話、再放送・・・役者人生最大のポカ!(その3)

 

 <つづく>

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「カミサマ」ウラ話&ウラ写真・劇場編⑪・初日開演5分前の悪夢

2023-04-26 09:57:19 | 舞台・ウラ話



初日開演5分前に何があったのか?


これはもう<あり得ない>話、いや、悪夢です

 

ギリギリで未遂に終わったからいいものの、
本当にやらかしていたら、

初日の公演、つぶしてました・・・

少なくとも、配信はつぶれてました




まず開演の10分前。

初日です。

もう客席がかなり埋まっている頃。

楽屋のみんなに、

「では、よろしくお願いします!」

と挨拶して、

例の階段を、トントントンと4階分降りて、舞台袖でスタンバイ。

初日で緊張している由紀と「楽しもうね!」なんてハグをして、

仲のいい舞台監督さんにも挨拶して、ちょっと雑談。



そしていよいよ、開演5分前。

舞台そでで、いつ暗転になっても出られるように、

由紀と並んでスタンバイ。


これは稽古場ですが、
こんな感じで並んで暗転になるのを待っていました。


その時に、ふと、


   ふと、


自分の腕を見たんです。

 


   あれ?



薄暗がりの中で見えた私の腕は、


   なぜか、青い・・・



これって、白い羽織の下に着ているセーター。


  それの青・・・だよね?

外から帰ってきたときだけ、道子はこの姿で登場しますが、

いつもはこの上に必ず、この羽織を着ています。

 

  なのに、なんで青が見えてるの?



     ???

 

     ???

 

       ・・・!!!!!



冷静になって自分の姿を見たら、なんと、なんと、

 

 

  一番大事な、

     カミサマの羽織を忘れてるーーーーっっ!!!

 

 

  <つづく>

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「カミサマ」ウラ話&ウラ写真・劇場編⑩・初日開演5分前の悪夢

2023-04-24 15:36:58 | 舞台・ウラ話

 

突然、変わっちゃいましたが、

萬劇場さんの階段って本当に凄いんです。

萬と言えば階段!って言うくらい。

 

お客様も入り口を入ってから、
階段をぐるぐると2階分ぐらい降りて、劇場に入られたと思います。

つまり、劇場が地下2階なんですね。


で、楽屋がどこかというと、地上2階。


・・・ってことは、

 楽屋と舞台との間に4階分の階段があるということで・・・

 

せっかくなので、昔、出たときのブログをそのまま貼り付けます。

今回は私は出ずっぱりで、楽屋には一度も戻りませんでしたが、

このときには、この階段を何度も往復したんです。

(古くて画像が不鮮明なのはお許しを!)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


かいだぁぁぁん(ー ー;)


本番4日目。

階段を上がるみんなのスピードが、
間違いなく落ちています。

だってね、
どんだけあるかというと、


まずスタートは、上手の舞台から、一歩入ったところ


そのままつきあたりまで行くと、楽屋へ向かうドアが


ドアの向こうは早速・・・階段スタート


ここは舞台に近いので、音がしないようにカーペットを敷いてあります


赤いカーペットの段を上がると、はい、次。
踊り場に小道具用の段ボールが見えます。


段ボールの横を通って、次。
向こうに明るく見えるのは、小さい楽屋です。


その楽屋の横を通って、次へ。


忘れ物のカサがいっぱい。この先のドアをあけるとロビーに出ます。


はーい、まだありますよ~。


あ、見えてきた。あとひと息!


上がりきったぁ~。


楽屋に到着!



これを、1日、何回・・・だろう・・・。

最低でも、10回。

当然!

舞台より、ずっと疲れます。


ほかのこと、
たとえばスタッフさんなんかは、
本当にいい方ばかりで、

お願いしたことは、すぐ誠実に対応して下さるし、
何ひとつ文句はないんですが、

階段だけは仕方ありません。

筋肉がつくのが先か、
足が上がらなくなるのが先か、

筋トレのつもりで頑張るっきゃない!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

10年くらい前の記事なのに、
ノリが全然変わってないことに、ちょっと複雑な気分ですが、

今回も、とにかく、みんな、この階段をずっと往復してました。

 

そして、忘れもしない、初日の本番5分前。

これはもう


   <あり得ない!>


     ことを、やらかしました。

ギリギリで未遂に終わったからいいものの、

本当にやっちゃっていたら、

   この公演を潰していたかも・・・というくらいの

 

初日の本番5分前。

私、この階段を、あり得ないスピードで駆け上がることになったのです。


 <つづく>

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「カミサマ」ウラ話&ウラ写真・劇場編⑨・役者の生態観察

2023-04-23 16:32:30 | 舞台・ウラ話

 

それぞれ、いろんなことをしながら、

だんだんと開演時間が近づいてきます。


開場、つまりお客様が客席に入られるのが開演の30分前。

開場の前に役者は楽屋に戻るので、

その少し前。

ギリギリこの舞台上にいられる、
最後の時間の役者たちです。

      


最後の最後まで台詞の稽古をする人間。

 

      

 

一人で集中する人間。

 

      

 

意味不明の動きをする人間。

 

      

 

人それぞれで、いろいろあります。

でも、その中でも、

この時の空気を見事に切り取っている、と思うのが、これ


こういう感じなんです。

もうカウントダウンっていう時の舞台の空気って。

 

これで本番になって、

  また翌日、同じことを繰り返す。

そして千穐楽になって、舞台は夢のあととなる。


特に、萬劇場さんは舞台も片づけちゃうので、

ガラーン感が半端ない。

 

あのヒイヒイ言って上がった階段も・・・、

 

   って、

 

そういえば、階段のこと書き忘れた!


この劇場の階段って、役者の間ではちょっとした名所なんです。

あ、そうだ、もうひとつ、書いてないことがあった!


今日できれいにまとめるつもりだったんですが、

えへあとちょっとだけ、お付き合いください。


いや、ほんっとに萬劇場さんの階段って、すごいんだから!


 <つづく>

 

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「カミサマ」ウラ話&ウラ写真・劇場編⑧・役者の生態観察

2023-04-21 11:16:38 | 舞台・ウラ話

 

さて、昨日お見せしたこの写真。
何をやってるか、わかります?

これね、座布団を1枚ずつ叩きつけて、
5回終わったところなんです。

座布団くばり、ならぬ、座布団投げ(笑)


物語の最後近く。

怒りのあまり、
しのぶが銀治郎に座布団を投げつけるというシーンで、

座布団投げが披露されるのですが・・・、


それが最初は、うまくいかなかった・・・らしい。

私、後ろ向いてるのでまったくわからないのですが、

意外にいい場所に行かないというか、
パワーが出ないというか。



でも、稽古を重ねるたびにパワーアップして、
背中で聞く「ドサッ!」がどんどん大きくなっていたのですが、


その腕が鈍らないように、常に投球練習をしていたようです(笑)

横で、投げられる銀治郎が楽しそうに見ていますね。


      


さて、こちらの2人は真剣な顔で打ち合わせ。


そこに私も参戦して、3人で語り合って。


・・・って、どんな真剣な話かと思いきや、
たしか、銀治郎が信一をどのぐらいおちょくるか、みたいな話だったかと


といっても意味不明ですよね(笑)

つまり、
信一がやっと由紀と2人になって、よしっ、告るぞ!

ってところで、銀治郎が帰ってきちゃうんですよね。

その上、由紀に会うためにセットしてきた髪をぐちゃぐちゃにされる。

で、それが私の登場まで続くので、

私があんまり早く出てくると面白くないし、あんまり長いとダレる。

「昨日のはどうだった?」「もうちょっとゆっくりでも」

みたいな打ち合わせをしているんだと思います。

 

くだらないと言えばくだらないけど、ここのタイミングって大事なんですよ。


ちなみに、信一をどうおちょくるかは銀治郎役の役者さんに任されているので、

皆さん、それぞれ、いろんなパターンを試していました。


      


はたまたこういう儀式も。

それぞれ結婚指輪を相手にはめてあげるという、
なんてことない話なんですけどね。

でも、こういうことが、
親密さとか、そういったことへの足がかりになったりするんです。

はい、インスタント夫婦誕生(笑)



そんなこんなで、だんだん開演時間が近づいてきます。

次回は、本番寸前の役者たちの生態を。


 <つづく>

 

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「カミサマ」ウラ話&ウラ写真・劇場編⑦・役者の生態観察

2023-04-20 12:47:56 | 舞台・ウラ話

 

劇場に入ってからは皆それぞれ。

ストレッチや声出し以外にも、

それぞれの役によって、いろいろな稽古があります。

中でも、本当に頑張っていたのが、この人

銀治郎役の如月さんは、
太鼓とか歌があんまり得意じゃないらしくて、

みんなに教えてもらいつつ、

 

稽古場でも、



劇場に入ってからも、暇さえあれば太鼓の稽古。




いつも明るくてムードメーカーの彼が、
遠い目になっているのは、ちょっと太鼓に疲れすぎ?

それをさくっと撮っている人(笑)



一方、由紀役の理奈ちゃんは、
なんといっても、歌って踊れる人なので、

リズム感抜群で音程も確か。

もちろん祭文は「節はどうでもいい」というものなのですが、
やはりなんとなく、あるんですよね。


一番最初のシーン。
由紀が下手な祭文を唱えて、私がその一節を直します。

なんだけど、
どうしてもきれいなメロディーになっちゃう(笑)

 

何といっても、最初の最初。
由紀のこの祭文からスタートするワケで、

理奈ちゃんも必死だから、さすがに音を狂わせる余裕がない。


なもので、これじゃ出来すぎで、直せないよーーー。

けどー、そうも言ってられないからーーーー。


と、

反対にこっちが少し節を狂わせて、
かなりむちゃぶりの直しをやってました。

どう聞いたって、由紀ちゃんの方が正しいよね、
って思えちゃうんですけどね。

そこはもう、仕方がないっ!

毎回、それなりの緊張がありましたが、

とにかく「先生」が正しいの!(笑)




はたまた、こういう練習をしている人も。

何をやってるか、わかります?

 

 <つづく>

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「カミサマ」ウラ話&ウラ写真・劇場編⑥・役者の生態観察

2023-04-19 12:25:52 | 舞台・ウラ話

 


さて、ここからは普通に、

小屋(劇場)に入ってからの、役者の生態観察でございます

 

劇場に入ってからは皆それぞれ自分のペースがあるので、
集合時間以外は本当に勝手に動いています。

一番多いのが、やはりストレッチと声出し。

 

それも、本番の何分ぐらい前にストレッチをするとか、

みんなそれぞれあるんですよね、こだわりが。


これは妙にまったりした雰囲気。
ストレッチをやるつもりで、お喋りに移行した?

また、こんな時間が楽しいんだなぁ。

といっても、個々の時間配分はシビアに守らないと、
あとで自分がエライ目に遭いますが。

 

しかし舞台に畳があるというのは、本当に落ち着くんですよね。
ゴロゴロしやすいというか。

特にストレッチには、なんといってもこの畳が一番です。

とはいえ、これ、実は畳じゃなくて(笑)

畳に見えているだけで、板に薄敷きを敷いただけだから、
めちゃくちゃ硬いんですけどね。

でもなんとなく寝転がりたくなるのが畳のいいところで、

まるで合わせているかのように同じ形でストレッチをしている2人(笑)



ストレッチをしているつもりがだんだん眠くなってきた?


向こうの1人はしっかりストレッチしてました!


こちらは完全におばあちゃんの茶飲み話

 

わざわざ畳から降りて・・・。
まぁ、下の硬さは変わらないんですけどね。

しかし、なかなかいいアングルで撮ってます(笑)

 

かと思えば、かなり珍しい「練習」をする人も・・・。


 <つづく>

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「カミサマ」ウラ話&ウラ写真・劇場編⑤・西村写真館

2023-04-18 12:37:59 | 舞台・ウラ話



家族写真

 <カミサマと弟子>

もうさんざん書いてきたので、書くネタはありません

 

 

 <なんとなく家族っぽい5人>

 

なーんとなくつながっている5人。


「あの家族はこれからどうなるんでしょうね」
と、何人もの方に言われました。

「ちょっぴり情けないところのある銀治郎さんだけど、
 いろんな女性に愛されて、これからもきっと情けなさを持ったまま、
 人生を全うされるんだろうなと思いました」

とDMに書いてくださったお客様も。

きっとそうなんでしょうね~。


これから先を想像させるような作品って、
作家の「力」を感じます。

さすがに人気のある作家さんです。

まぁこれからも何かとありそうですけどね。

でもきっと怒ったり泣いたり、大騒ぎしながらも、
そこそこ幸せに生きていくんじゃないかな。

 

そんな銀治郎ですが、家族写真がないことを発見!

せっかくなので違う写真を出します。

自撮りの苦手な私が銀治郎とのツーショットを撮ろうとして、

でも、なかなかうまくいかなくて、

たったこれだけに、すごく時間がかかってたんですね。


その間に、なんか、

後ろでキャッキャと言う声が聞こえてて。

なんだろうな~、って思ってたんですが、

なるほど~~、こういうことか。

隙間にうまく3人入っとる(笑)

 

 


そして、今気づいたことは・・・

もしかして、これを撮ってくれた西村写真館の当の本人、

久米田夫妻の写真がない?


これだけみんなの写真を撮ってくれてるのに、ない?

それも、多分、

  今まで誰も気づいてない?!

いやー、そういうものよね~。

そして彼はいつも、こういう損な役回りになる人なのです。

こんな劇場への道案内も彼が作ってくれたのに。


本人の写真がないっ

いますよね~?
本当にいい人なんだけど、損ばっかりしてるって人

あぁ、どうしようかなぁ・・・。

まぁ、楽屋でのこういう写真が見つかったから、

これでよしとしますか。



玲子を訪ねてきた久米田先生の図。

楽屋でわざわざ、こういう姿を撮ってるんです。

全く役者って生き物は


 <つづく>

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「カミサマ」ウラ話&ウラ写真・劇場編④・西村写真館

2023-04-17 15:40:42 | 舞台・ウラ話

 

最後まで「お茶待ち」だったシーン。


あ、ちなみに、オレンジや黄色のマルは、
私が忘れないように付けているだけで、これは関係ありません。

ここで、

「由紀、お茶」
「すいません。ポット出してませんでした」

と、由紀が慌てて退場して、

その後、12行の短い台詞があって・・・。

その間に奥からポットを持ってきて、お茶を淹れて、

「どうぞ」と出す。


これが大変だったんですよね。

ポットを持ってくるだけでも、かなりの距離があって。


大変、というより、はっきり言って無理!


そこで何故か、志野さんと私が、
ここだけゆ~~ったりと喋ってました(笑)

私は後ろを向いているので、

志野さんがお茶の進行具合を見つつ、

台詞の間を微調整していたんです。

とにかく、由紀の「どうぞ」がなければ、
次の台詞に行けないので。


そして、お茶を飲んだ途端に、

喋るスピードが一気に加速した!!!

ま、お茶を飲んで舌が回るようになったってことで



あ、ついでに、この台本の説明をしますと、
ここの書き込みは、ほとんど津軽弁のアクセントですね。

マルの中になにか漢字を入れているのは(標)という字。
つまり、ここのアクセントは標準語と一緒ってことなんです。

抜けそうな言葉を色で囲んだりしていますが、
ここまでは自分のチェック用。

これに演出家のダメ出しが入ると、
付箋やら色鉛筆やら、もっとにぎやかになります。



・・・と、これが私の台本ですが、

台本の使い方は、本当に十人十色で、

役者によってまるっきり違います。

また作品によっても変わってきます。

もし全部が標準語だったら、
こんな書き込みは要りませんから。

    

台本に関しては11年前にこんなブログを書いています。
よかったらご覧ください

「人の台本、のぞいてみれば」 その1 その2 その3

    

 

って、あれ? 西村写真館じゃなくなってる?

ま、これもウラ話なので


ということで、このまま家族写真を続けます。



家族写真

<おばあちゃんと孫娘>

この私たちのシーンでは、
稽古が始まったばかりのころに、

なっかなか忘れがたい、ショッキングな発言がありまして・・・。

 

たまたま稽古場に来ていた、ことのはboxの酒井さんが、

我々2人の稽古を見て、ひと言、言ったのです。

 

 「仲悪そーう」

 

えーーーーーーっ

ちょちょちょちょっとぉ。んなバカなぁ

久しぶりに会えたおばあちゃんと孫娘の、
仲のいいシーンなんですけどぉ。

いや、そりゃ、マズいでしょーー

このひと言には頭を抱えました。

結局、まだ形でやっていた、というか、
「仲のいいフリをしていた」んでしょうね。

こういう「演技のウソ」はすぐバレちゃいます。



もちろん、その後は、
だんだん信頼関係を構築していって、

ウソのない関係が作れましたよ!


 <つづく>

 

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