望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

舞台の裏のウラ話<恐怖の崩壊事件シリーズ・その1>(再放送)

2020-05-31 15:18:21 | 舞台・ウラ話
そこまでして続けるか?
と自問自答しながら、
それでも続けて参ります

     *

まずは、
朗読劇。マジで怖かった話を・・・。

実は私、本格的な朗読劇というものを、
一度しかやったことがありません。

それなのに!
よりにもよって!

そのたった一回の朗読劇で、
まさかの崩壊がおきたのです。

     *

それは、緊張の初日。 開演5分前。
もちろん、既に全員、そでに待機していて、

台本をまとめてある、こういうファイルを、


しっかり胸に抱えておりました。


同じ台本といっても、
いろいろと個人的に書き込みがあるし、

私みたいに、字を大きく太く、
カスタマイズしてるのもあるし、

同じファイルでも取り違えたりしたら、
とんでもないことになるんですね。

特に私なんぞ、
他の出演者の台本は、小さくて読めないっ!

だから間違えないように、


と、それと・・・、

やっぱり抱えていたい気分で、

みんな黒のファイルを抱えていたんです。

     *

あ、そういえば(と、またいつもの脱線)

ひとつわかったことがあります。

朗読のときは、あんまり台本に書きこんではいけない!
・・・ということ。


なぜかわかります?

字を追っているので、周りにやたらと書きこむと、
ついそれを読んで、集中が切れやすくなるんです。

普段はいっぱい付箋をくっつける私も、
落っことしたらみっともないし、
一切つけませんでした。


で、最後に書いたのが、

「語れ!」「落ちつけ!」

はい。

わざわざ台本に書かなきゃならないほど、
緊張していたもので


で、

もうすぐ始まるな、と思いながら、

いつものように台詞を復唱する必要もなく、
(台本もってますからね)


でも、やっぱり不安で、ファイルを開いたんです。


舞台の裏の、少し明るめのスペースで。


そこでもう一度、
ちゃんと読み直しておこう・・・と。


と・・・そのときでした!


   (つづく)





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舞台の裏のウラ話<恐怖の崩壊事件・その5>

2020-05-30 12:23:59 | 舞台・ウラ話

さてさて、一昨日は珍しく、
きれいにまとめて【完】といった風情に、

妙にホッとして、
1日休んでしまいましたが、

よく見たら、
「恐怖の」なんて書いてましたね~

昨日までの話は、
それほど「恐怖」じゃなかったのに。

いや、それどころか、
「崩壊」でもなかった!

その前の幕落ち事件が、まさに「恐怖の崩壊」だったので、
その勢いで書いてしまいました

     *

でもね、崩壊ネタっていうのは、
本気で!マジで!
恐怖なものが多いんです。


  そして、また、
   結構あるんですよ、これが!


崩壊ネタで、
やはり、一番怖かったのは、

朗読劇の開演寸前、
裏で出を待っているときに、

台本をまとめていたファイルが、なぜか壊れて、
台本が1枚ずつバラバラになったこと。

     *

これも一度書いた話なのですが、
ちょっと、これ以降、TV局にならって、

<恐怖の崩壊事件>シリーズ(再放送)

・・・でいこうかしらと


古くから読んで下さっている皆さま、
申し訳ありませんが、
よかったら、おつき合い下さいませ~。




    (つづく)




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移り変わりは世の習いよのう

2020-05-29 16:13:59 | 暮らし・花・趣味

久しぶりに、ちょっと大きめのスーパーへ。

と、ドラッグコーナーの入口に、


マスクがどーーん。
それもちゃんとしたマスクが、どーーん。

「このマスクは個数制限はございません」
そうだろうなぁ。

一方、粉ものの棚はガラーーン。
パスタの棚もガラーーン。
(写真撮り忘れ)

気がつけば、
あれやこれやの異様な光景に、
ずいぶん慣れた自分がいる。




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舞台の裏のウラ話<恐怖の崩壊事件・その4>

2020-05-28 16:11:16 | 舞台・ウラ話

舞台にいる5人がそれぞれ、
さりげなく、ドアに注目しながら、

たぶん全員が考えていたのが、


  これ以上開いたらどうするか??


私も、写真のように、
泣き崩れる安達先生を気遣いながら、
頭の中はフル回転。


役柄として、向こうにいる2人は、
絶対にドアにはさわれない。

安達先生も、当然、無理。
泣きながらドア閉めたら、
そこですべてが終わってしまう(笑)

さわれるとしたら青田先生か私だけど、

距離的に考えたら、
私が閉めるしかないな。

と腹をくくったところで、このシーンが終了。


ラッキーなことに、ドアは、
うすく開いたところで、止まってくれました

     *

それ以来、安達先生は、
ドアを叩いているように見せて、
ドアの周りを叩いておりました(笑)

軽く叩けばいいじゃないか、
と思われるかもしれませんが、

気持ちを込めて叩くときに、
全く力を入れずに叩くっていうのは、

できることはできても、
集中力が切れちゃうんですね。


だから、こういう危ない状態の時は、
叩く場所を変えて、
力いっぱい叩く方がいいんです。

ちなみに私が安達先生をやった舞台で、
ドアが壊れたときは、
左手でドアノブを持ちながら、ドアを叩きました

     *

こうやって全体を見ると、
このマルで囲った、
たったこれだけのドアなんです。


正面から見ると、これ。



この作品はどこでもたいがい、
このようなセットになるのですが、

ちょっとのぞけば、相手が見えちゃう、
そんなドアの両側で、
懸命に演じる役者と、

壁があるものとして、
普通に見てくださるお客様。


当たり前のようでいて、
ものすごい想像力の共有というか、
一種の共犯関係。

やっぱり、どんなにトラブっても、
この感覚がいいんでしょうね。


    (つづく)




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舞台の裏のウラ話<恐怖の崩壊事件・その3>

2020-05-27 17:07:34 | おしらせ

安達先生が、ドアをドン!
「ごめんなさい!」

・・・と、
閉まっていたドアが、
数センチ開いたところで、
ふーわふーわ。


うぉぉぉぉ


場にいる全員が凍りつきました。

     *

部屋の中と外。
ドアの向こうにいる相手の顔は、見られない。

でも、お互いに、思いは伝わる・・・、

というシーンなのに、


ドアがこのままパッカーンと開いちゃったら、

もうどんな芝居したって、
すべてがぶち壊し!!

     *

ドアの向こう側にいるのは、
延ぶ役の春名風花ちゃんと、初江役の廣瀬響乃ちゃん。

こっち側は、安達先生役の新田えみちゃんと、
青田先生役の大久保洋太郎さんと、
菅沼先生役の私。



ドアの向こうとこっちで、
それぞれ、立場が違う役の5人が、

思う事はただひとつ、


  これ以上開くなーーーーーーーっ!!!


叩いた安達先生も、
ヤバいと思ったのでしょう。

もうこりゃ、
何があってもドアは叩けない

そこで、言葉だけで、

「ごめんなさい!ごめんなさい!」

 (開くな!開くな!)


だけど、ここは、
終ったあと、ヘトヘトになるほど、
思いを込めて演じるシーン。

彼女の息づかいの迫力だけで、
ドアが開くんじゃないかと、
もう気が気じゃない


でも、そんな心配をしつつも、
頭では、また違うことを考えていて・・・。


    (つづく)




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舞台の裏のウラ話<恐怖の崩壊事件・その2> 

2020-05-26 17:23:20 | 舞台・ウラ話

「見よ飛行機の高く飛べるを」という作品に、
私、2回出ておりまして、
その2回目が2年前だったのですが、

まずは簡単に、このシーンの説明をさせて頂きます。

     *

明治末期の女子師範学校で、
ある事件をきっかけに、
女学生たちが、ストライキを決行する。

そして、いろいろあって(雑だ・・・



この写真のシーンは、

結果的に彼女たちを裏切る形で、
ストライキをやめさせた安達先生(赤いハチマキ)が、

2人だけ談話室に残って、
ストライキを続けている延ぶと初江(主役2人)に、

ドン、とドアを叩きながら、
「ごめんなさい」と謝って、泣き崩れるシーン。

切なくて、つらくて・・・
でも、大好きなシーンです。



といっても、
ドアに続いて壁があるワケではなく、

「あるつもり」の、芝居の「お約束」で、
みんな、こんな感じで、ドア越しに喋ります。



ちなみに、主役たちの髪がグダグダなのは、
これがヘアメイクさんのいなかった、
ゲネの時の画像だからでゴザイマス

     *

そしてその日の本番も、
新田えみちゃん扮する安達先生が、

万感の思いを込めて、

ドアをドン!

「ごめんなさい!」


  ・・・と、

   ・・・と、

    ・・・と、


閉まっていたドアが、

   ふわっ

と開いたかと思うと、


数センチ開いたところで、

  ふーわふーわ



うぉぉぉぉ


    (つづく)




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舞台の裏のウラ話<恐怖の崩壊事件・その1>

2020-05-25 15:27:19 | 舞台・ウラ話

アンサンブルネタを、
延々続けていたと思ったら、

突然、タイトルが、
<崩壊事件>に変わるという・・・

ま、あまり深く考えずにおつき合い下さいませ。

     *

やはり舞台というのは、
常にライブの怖さがあるわけでして、

どんなに人間が頑張っても、
幕などの動かすものは、
壊れることが少なくないんです。


私自身の経験でも、

幕を使う芝居なんて、
そうそうあるワケじゃないのに、

この幕落ち事件と、あと一回、
劇団時代にも壊れたことがありました。


そうかと思えば、客席で観た友人の芝居で、
カーテンを開け閉めして、
場面の転換をするのに、
カーテンレールごとバカっと落ちたことが

自分は出てもいないのに、
冷や汗がドッと出ました。

     *

そして、壊れると言えば、
どうしても思い出してしまうのが、

昔に出たときの「見よ飛行機の高く飛べるを」で、
ドアが壊れた話。

これはもう、自分の中で、
笑えないけど、面白すぎて(笑)
既に2回も書いているため、

<1> <2> <3> <4> <5>

さすがにもう書きませんが、
もう15年くらい前の話なのに、今でも忘れないほど、
インパクトのある「事件」でございました。


そして、2年前にやった、私にとって2回目の、
「見よ飛行機の高く飛べるを」公演でも、
やはりドアネタがあったんです。

     *

まずはこの写真をご覧ください。



公演時にも出した画像なので、
「もう見たよ」という方もおありでしょうが、

事件が起きたのも、このシーンでございました。

まぁ、昔の事件に比べりゃ、カワイイもんなのですが、

それでも、舞台にいる5人は、
背中に冷たい汗が流れました。


    (つづく)





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舞台の裏のウラ話<アンサンブルにもいろいろあって・その23>

2020-05-24 12:39:21 | おしらせ

1日空いてしまいましたが、
まったく無視して続けます


将軍が演説を終えて、
ハッと後ろを振り返った途端に、

後ろの幕が、どーん!

幕の後ろには、大勢の敵国の兵隊がずらっ!

・・・という、まさに山場のシーン!


と、一昨日はここまででしたが、

     *

この兵隊たちは、
ダブルキャストの裏チームだけでは足りず、
少しでも手の空いている男性キャスト総出演!

半分顔を隠した衣裳で、
ひいひい言いながら着替えて並んでおりました。

そんな裏事情を知ってしまうと、
イマイチ迫力がなくなりますが、

何はともあれ、舞台上では、
それだけの人数が並ぶだけに、
なかなか壮観でした。


とにかく見せ場は、一気に落ちる幕!

一瞬のタイミングで落とさねばならないので、
長い長い木の棒に、等間隔にたくさんの釘を打ち付け、

その釘1本に、1個ずつ、
幕に付けた輪をひっかけました。

それも、しっかり掛けると落ちない可能性があるので、

  軽―く、そーっと掛けていた・・・。


はい、このあたりで、だいたい想像がつきますよね(笑)


ある日のこと、将軍が長台詞を喋っていると、

あろうことか、その途中から、
ぱらっ、ぱらっ、と幕が落ち始めた!

それも、まだ兵隊たちは並んでいる最中!
(台が高いため、上がるのが大変)

     *

本来なら、

 仰々しい制服に身を固めた兵隊たちが、
 ずらりと整列して現れる・・・はずが、

よっこらしょっと台に這いあがったものの、

まだ立ちあがれずに、
四つん這いでヨタヨタしている姿が、

客席から丸見え・・・


将軍も、客席の失笑から、
状況はつかめたのでしょう。

心折れそうになるのを、
懸命に持ちこたえたのだとか。


結局、原因は、兵士が台に上がろうとした、
その風で、たまたまひとつ輪が取れて、
あとは幕の重みで順番に、ということだったそう。


まさに、ライブの怖さ・・・。

あ、でも崩壊ネタって意外にあるんですよ。


(写真はイメージです)


    (つづく)





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久しぶりにチロルネタ

2020-05-23 15:15:31 | 暮らし・花・趣味

お久しぶりにチロルでございます。

単純に、ウラ話にちょっと疲れた(飽きた?)ので、
ブレイクをとろうかと

不要不急のおかげで、
コンビニもご無沙汰だったのですが、
久々に新製品を発見しました!



「チョコミント」じゃないんです。

「チョコミントもち」なんです。

要するに、きなこもちのきなこを、チョコミントにしただけ。

食べてみると、

・・・「もち」必要か???

という気分になりますが、

必要なんです。

それがチロルなんだから





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舞台の裏のウラ話<アンサンブルにもいろいろあって・その22>

2020-05-22 15:28:23 | 舞台・ウラ話

さりげなく毒を含みながら、
まだ続けておりますが、

要するに、この芝居の舞台となるのは、
どこかしらの砂漠の国。
時代は昔(どんだけアバウトなんだ!)

で、私は、そういう話が超苦手。

・・・な割に、楽しんでやっていた、
ワケなのですが、

実はこのときに、
かなりイタい、ハプニングがあったことを、
今さらながら、思い出しました。


この話は一度書いているので、
既視感のある方はごめんなさい

     *

さて、ここまでの話で、
この芝居のイメージみたいなものが、
うっすらおわかり頂けたと思いますが、

こういうシーンもありました。


まず、将軍が舞台の前方で、長い演説をする。
もう誰も自分に逆らう者はいない、
敵の軍隊は、もう攻めてはこない、

・・・みたいな?
 勝ち誇ったような?

たぶん、そんな感じ?
・・・だったと思います。


いや、このあやふやさを、
突っ込まれても困るんです。

だって、普通なら、ずっと稽古して、
台本も読み込むので、
ストーリーは当然のこと、
人の台詞だって、だいたい頭に入っているんですが、

いかんせん、最後の方にポンと入って、
自分の出番だって怪しい限り。

みんなの流れに沿って、
ワヤワヤ動いているだけのアンサンブルが、

んなもん、人の台詞なんて、
覚えてるワケがない(笑)


でもそういう感じのシーンでした

     *

そして、将軍が演説を終えて、

ふ、と、何かの気配を感じ、
ハッと後ろを振り返った途端、


後ろに吊ってあった幕が、どーんと落ちて、

高い丘の上から見下ろしている、
大勢の敵国の兵隊が!

・・・という、まさに山場のシーン!


(写真はイメージです)


    (つづく)





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