こんな狭い劇場で、
よくこんだけネタがあるな、と自分でも思いつつ、
裏の写真のラスト、
いってみたいと思います
こういう建て込んだセットの場合、
実はひとつ、面倒なことがあるんです。
人の出はけ、物の出し入れといった、
芝居の進行に必要な動きが、
<ドアからしかできない!>
それはどういうことかというと、
<いちいち、ドアの開け閉めがある>
ということで、
これは暗転での、ものすごい時間のロスになります。
たかがドアというなかれ。
真っ暗な中で、大勢が出たり入ったり、
また、大きなものをセットしたり、はけたり、
それを1秒でも短縮したい暗転でやると、
たかがドアでも、大きな障害になるんですね。
そこで、どうするか?
今回は、秘密の出入り口が作られました。
この規模の舞台では、なかなか難しいんですが、
今回は出来ました!
この、黄色い矢印の先。
何に見えます?
ただ壁がへこんでる感じにしか、
見えませんよね。
角度によっては、
壁の続きに見えるかもしれません。
これが、出入り口なんです。
ここから稽古を見ると、こんなによく見えます。
ドアしかないと、芝居の進行状態も、
台詞でしかわかりませんが、
ここがあると、
ちゃんと目で見ることができるんですね。
私、人の芝居を観に行っても、
こういうのを探すのが好きで、
客席で開演を待つ間、
(あ~、あそこの動線は~)
なんてチェックしてたりします。
(けっこうおもしろいんですよ)
さてさて、最後にマイルームをご紹介。
早替えがあったこともあり、
ちょっとしたスペースを、
マイルームのように使わせてもらっていました。
こんな感じ。
だけど本番中は、明るくできないから、
こうなります。
といっても、
悠長にハンガーからおろして着替える、
なーんてこと、やってるヒマはないっ!
・・・ので、
出番が近づくと、
この衣裳たちが、こういう姿になります。
もちろん、本番中に撮る勇気など、ございませんから、
これは再現写真でゴザイマス
つまり、
そのままスポッと頭からかぶれるように、
くしゃっと置いておくんです。
着にくい長袖のものなんかは、
いったん着て、そのまま脱皮するように脱いで、
そ~っと置いておく、ってときもあります。
そんな「脱いだまま」のイメージで、
着る順番に、小物も挟みこみながら、
上から上から乗せていきます。
普通、本番の準備は、
できるだけ早くしておくものですが、
これだけは、違うんですね。
あんまり早く用意すると、
登場したときにはシワだらけ
ってこともありますから。
うーーん。
このところ、シメがイマイチですが、気にせずに終わります!
次からは、またコマゴマと劇場の日々を。
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