望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ写真・劇場編・・・・ウラはこんな感じでした~(その3)

2013-09-18 00:08:01 | 舞台・ウラ話

こんな狭い劇場で、
よくこんだけネタがあるな、と自分でも思いつつ、

裏の写真のラスト、
いってみたいと思います 


こういう建て込んだセットの場合、
実はひとつ、面倒なことがあるんです。


人の出はけ、物の出し入れといった、
芝居の進行に必要な動きが、

 <ドアからしかできない!> 


それはどういうことかというと、

 <いちいち、ドアの開け閉めがある>

ということで、
これは暗転での、ものすごい時間のロスになります。


たかがドアというなかれ。

真っ暗な中で、大勢が出たり入ったり、
また、大きなものをセットしたり、はけたり、

それを1秒でも短縮したい暗転でやると、
たかがドアでも、大きな障害になるんですね。


そこで、どうするか?

今回は、秘密の出入り口が作られました。

この規模の舞台では、なかなか難しいんですが、
今回は出来ました!


この、黄色い矢印の先。

何に見えます?

ただ壁がへこんでる感じにしか、
見えませんよね。

角度によっては、
壁の続きに見えるかもしれません。


これが、出入り口なんです。

ここから稽古を見ると、こんなによく見えます。

ドアしかないと、芝居の進行状態も、
台詞でしかわかりませんが、

ここがあると、
ちゃんと目で見ることができるんですね。


私、人の芝居を観に行っても、
こういうのを探すのが好きで、
客席で開演を待つ間、

(あ~、あそこの動線は~)

なんてチェックしてたりします。
(けっこうおもしろいんですよ



さてさて、最後にマイルームをご紹介。

早替えがあったこともあり、
ちょっとしたスペースを、
マイルームのように使わせてもらっていました。

こんな感じ。


だけど本番中は、明るくできないから、

こうなります。

といっても、
悠長にハンガーからおろして着替える、
なーんてこと、やってるヒマはないっ!

 ・・・ので、

出番が近づくと、
この衣裳たちが、こういう姿になります。

もちろん、本番中に撮る勇気など、ございませんから、
これは再現写真でゴザイマス

つまり、

そのままスポッと頭からかぶれるように、
くしゃっと置いておくんです。

着にくい長袖のものなんかは、
いったん着て、そのまま脱皮するように脱いで、
そ~っと置いておく、ってときもあります。

そんな「脱いだまま」のイメージで、

着る順番に、小物も挟みこみながら、
上から上から乗せていきます。


普通、本番の準備は、
できるだけ早くしておくものですが、
これだけは、違うんですね。

あんまり早く用意すると、
登場したときにはシワだらけ
ってこともありますから。



うーーん。
このところ、シメがイマイチですが、気にせずに終わります!

次からは、またコマゴマと劇場の日々を。







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