やっと今日から「劇場編」でゴザイマス。
いやぁ、よく引っ張ってますねぇ
まぁ、適当に、お付き合いのほどを、
どうぞよろしくお願いいたします。
ということで、今日からは、まず、
舞台セットの裏側をば。
舞台に、セットを作ることを、
「建て込む」と言います。
小劇場の場合は、その作品によって、
しっかり建て込むときもあれば、
お客様の想像力にお任せして、
ほとんど素舞台のときもあります。
どちらも「あり」なので、
私なんかは、あまり気にならないのですが、
今回久しぶりに、壊すのが勿体ないほど、
しっかり建て込まれた舞台に立ってみて、
・・・思いました。
(あ~、やっぱり、いいなぁ)
衣裳をつけることで、何かが変わるのと同じで、
このセットが、役者を助けてくれるな、と。
ドアが多かったり、エレベーターがあったりで、
それを想像しながら、稽古場で動くのは難しかったけど、
(あ、私が混乱するのはいつものことか)
実際にここで動いてみると、
助けられている感じが、すごくしました。
毎度おなじみのフレーズですが、
<小劇場はお金がない>
だから、セットにまでなかなか手が回らないんですが、
やっぱり、たまには、いいものですね~。
・・・と、ちょっとシミジミしたところで、
ウラの写真をいってみたいと思います。
まずは、客席から見える、表の写真。
そこから裏へまわっていきます。
このあたりが、表の赤い矢印のあたり。
舞台中央から下手に向かっています。
(普通の人は、このくらいの説明でイメージできるんですよね?)
左側は、すぐに舞台です(白い矢印の方向)
下手のスペースに、たまっている役者たち。
小道具のチェックや、打ち合わせをしている模様。
そして彼らがたまっていたところが、下手の小道具置き場。
先日さんざん書いた小道具などが置かれています。
もうちょっと整頓せいっ、と言いたいところだけど、
本番前には、もう少しきれいになります。
(そのときにはもう写真なんて撮れないので)
ただし、この林立するペットボトルは、役者の私物。
なにせ、暑い時期だった上に、踊ったり騒いだり。
水分は必需品でしたから。
そして、これ、ただの事務用の長机なんですが、
舞台仕様になっています。
って、まぁ、それほどのハナシじゃないんですけど
上に、パンチカーペットと呼ばれる布が、
貼ってあるんです。
床にもありますね、グレーのカーペット。
舞台にも、これを貼ることが多いんです。
つまり、音の吸収です。
どんなに気をつけてても、音は出てしまう。
それを避けるために、
机にまでカーペットを貼っちゃうんです。
まぁ、これは必ず、ではなく、
舞台監督さんの気配り次第ですが。
でも舞台裏って、
こういう細やかな気配りが本当にありがたいんです。
ということで、
もう少し、舞台裏の散策を続けていきたいと思います。
(つづく)
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